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ホタルの幼虫、上陸始まる

本紙掲載日:2020-04-02
7面
ビオトープで上陸するホタルの幼虫(3月26日=撮影・吉田巧顧問、35分の間、20秒ごとに連写、101枚合成)
上陸するホタルの幼虫(3月26日=撮影・吉田巧顧問、10秒露光の途中でストロボ照射)

門川高校ビオトープ−幼虫の接写も成功、吉田顧問

 門川高校(永倉英了校長)のビオトープ(生物生育空間)で、ホタルの幼虫が、さなぎになるために陸に上がる「上陸」活動が始まった。今年も羽化すれば、室内では11年、ビオトープでは9年連続となる。

 同校では、総合進学系列のホタルプロジェクト班(3月末現在7人)が、先輩から代々受け継ぎながらホタルの飼育・研究に取り組んでいる。今月末ごろには成虫に羽化する予定という。

 同班では、昨年12月から今年の1月にかけて、自分たちで完全養殖した約350匹の幼虫を放流。2月には、幼虫が上陸した後に土に潜りやすいよう、中庭を整備した。

 今年の初上陸は、雨が降った2月28日。辺りが暗くなった午後7時30分ごろ、同班の吉田巧顧問(64)が中庭のビオトープと室内の上陸装置を観察すると、光を放つ幼虫が確認できた。

 その後、雨の降る夜には、それぞれ10匹ぐらいが上陸していたが、先月26日には100匹以上が一斉に上陸。「まるで星がちりばめられたような感動的な光景が見られた」と話す。

 過去、一夜で50匹ほどが上陸したことはあるが、「これほどの数は最多だろう」と吉田顧問。学校に残っていた他の教諭も居合わせており、「ホタルが飛んだ日も感動したがそれ以上」と興奮気味だったという。

 吉田顧問は毎年、幼虫の光跡(光を放ちながら動いた軌跡)を写真に納めている。併せて、幼虫自体の接写にも挑戦しているが、これまでは納得のいく撮影ができないでいた。

 幼虫は、カメラのストロボをたくと警戒して光らなくなるため、細心の注意を払いながらの撮影。一日3時間3日間かけて、さまざまな撮り方を試みた。そして、専用の減光フィルターをレンズに装着し、10秒間露光する途中でストロボをたく方法にたどり着いた。

 その結果、幼虫が光を放つ様子はもとより、体の模様もしっかりと捉えた写真撮影に成功。「ピントを合わせることと、ストロボの光量の調整に苦労した」と笑顔を見せた。

 上陸した幼虫は今後、土繭(つちまゆ)を作り、その中で、さなぎになるための準備段階である前蛹(ぜんよう)になり、約30日間で乳白色のさなぎになる。その後、10日から2週間ほどたった4月の終わりごろに羽化し、成虫が飛ぶという。

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