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芭蕉句碑祭合同俳句大会−特別賞に杉本さん

本紙掲載日:2020-04-08
8面

実行委−特選・入選句を発表

◆崩落の石に番号城の春

 第46回芭蕉句碑祭・合同俳句大会実行委員会(実行委員長・赤藤忠延岡若鮎俳句会長)は5日、大会に向けて募った俳句から特選、入選句を選んで発表した。特別賞の県俳句協会会長賞は、杉本淑子さん(暖俳句会)の「崩落の石に番号城の春」が受賞した。

 今回は延岡市内の各俳句会会員や俳句愛好家81人から324点の投句があり、6人の選者がそれぞれ特選1点と入選10点を選んだ。

 大会は内藤家とゆかりのあった俳聖・松尾芭蕉の遺徳をたたえるとともに、市の文化振興を目的として毎年開催している。今回は5日に市社会教育センターで予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止とし、特選、入選句を発表する形を取った。

今回は5日に市社会教育センターで予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となった。


◆赤藤忠選
【特選】
観客の無き春場所の柝の音かな・高田鈴子

【入選】
襟足の細き白さや花衣・河野正
更新も今度までかなクローバ・本吉恭子
転けそうで転けずに生きて木の芽風・杉本淑子
人は皆泣いて生まれるしゃぼん玉・松元裕子
春障子読みさしの本開きけり・佐藤和寛
芽吹く樹を抱けば鼓動の伝わり来・白川育代
春禽の餌場に序列ありにけり・堀田和彦
更衣天地無用の荷をほどく・甲斐小夜子
春日燦点字ブロック鮮明に・西崎五葱
忘却も生きるコツなり花大根・吉岡由美子

◆小林千穂子選
【特選】
のどけしや百歳体操十五人・戸上ナミ子

【入選】
解かる家幾年月の春知るや・本吉恭子
崩落の石に番号城の春・杉本淑子
閉校の八戸小学校や春の虹・緒方天外
病院も寺も近所よ花通・稲田登美子
跳び箱の踏み板パンと木の芽晴れ・藤原理恵子
五七五五七五と青き踏む・浜砂三種
今日からは仏間となりし春障子・川添起己子
蓬母の色から吾が色へ・佐藤房子
福寿草に気づきし朝の目覚めよき・柳田幸男
静かなり水仙香る父母の忌よ・花畑志保子

◆甲斐恵山選
【特選】
茎立の草を引き寄す牛の舌・佐藤房子

【入選】
解かる家幾年月の春知るや・本吉恭子
崩落の石に番号城の春・杉本淑子
転けそうで転けずに生きて木の芽風・杉本淑子
独り居は慣れても淋し花の昼・稲田登美子
長命も短命もまたしゃぼん玉・山本妙子
ふんわりと迎ふミモザや手芸展・新名いち子
春一番心の迷い払いたり・吉岡綾子
春耕やなわてで昼餉若夫婦・西崎五葱
ひこばえやアナログが好きこれからも・三角千里
げんげ田や並んで帰るランドセル・矢野伸行

◆金丸綾子選
【特選】
人は皆泣いて生まれるしゃぼん玉・松元裕子

【入選】
囀にはじまるひと日鍬を打つ・井田栄子
花辛夷素直に言へぬありがとう・松元裕子
鋏だこは床屋の誇り松の芯・甲斐政之
雛あられ供えてありぬ位牌堂・稲田登美子
灯りない家のまた増え春寒し・白川育代
夫婦とは騙しだまされ花満開・吉田泰子
春耕やなわてで昼餉若夫婦・西崎五葱
女中部屋残る旧家や建国日・宮本由美子
巣立つ子に所望されたる電気釜・高田鈴子
ふるさとも都会も少子化春よ来い・柳田幸男

◆森山淳子選
【特選】
今日からは仏間となりし春障子・川添起己子

【入選】
崩落の石に番号城の春・杉本淑子
トロ箱に挿す苗札や花曇り・稲田登美子
立春や金のなる木に花満開・新名いち子
春の海銀の扇を開くごと・岩田典子
音訳す旅の情報春めけり・山崎キヌ子
狛犬は逆立ちしたり節分会・森山栄子
かたことの電話でばあば桃の花・吉田倫子
麦秋や居残り化学実験室・甲斐小夜子
霞立つ山借景の朝餉かな・赤藤雍子
耳もとに雨水のごとき京言葉・吉田征子

◆岸上玲子選
【特選】
崩落の石に番号城の春・杉本淑子

【入選】
雲梯の順を待つ子や梅三分・井田栄子
啓蟄や屋根葺き替えの見積書・堀田和彦
立春の護符のはみ出す回覧板・森山栄子
暖かやこはごはとやる山羊の餌・藤原理恵子
スクラムは再起の基点春の虹・安東實
春めくや子牛駆け寄る通学路・小川公子
うららかや誕生につく歯型・安在三重子
尾根一つまたひとつ越え梅の花・下村ゆかり
今日からは仏間となりし春障子・川添起己子
亀鳴くや見様見まねの太極拳・矢野伸行


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