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新型コロナ軽症者、ひまわり荘で受け入れ

本紙掲載日:2020-04-16
3面

国の支援受け県が半年間借り上げ

 県は15日、新型コロナウイルス感染症の軽症者を受け入れる宿泊療養施設が「県市町村職員共済組合ひまわり荘」(宮崎市瀬頭2丁目、50室)に決まったと発表した。運営マニュアル等を調整し、今月27日から半年間の予定で県が、国の支援を受けて借り上げる。

 定例会見で、河野知事は「協力病院の病床数を増やすことと並行し、現時点で人口、発生件数の多い宮崎市で用意した。今後の状況に応じて、各地で用意していく」と語った。

 県医療薬務課によると、同施設は今月24日午前まで、通常営業。役割分担などは調整中だが県職員が配置され、施設従業員は感染の恐れがない業務を担当するという。

 また、河野知事はほかにも民間施設などから協力の申し出があることから、2件目以降は宮崎市内で公募する考えを示した。

 同日時点で、県が確保している病床は56床で、宿泊施設は50室。延岡・日向市4床ずつなど、ほとんどが宮崎市内となる。

 渡辺善敬県福祉保健部長は「県調整本部で医療圏の広域調整、協力病院、宿泊施設の役割分担などの内部方針があり、迅速に調整し対応したい」。河野知事も「毎日検査が行われ、きょうにでも集団感染が起こり得るという緊張感を持ち、調整を進めていきたい」と語った。

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