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搾りかす使用、へべすタオル

本紙掲載日:2020-04-20
2面
十屋市長に商品化したタオルを贈呈する(右から)樋口さん、是澤さん。右端は墨准教授=14日、日向市役所

残り染めで製品化−宮崎産経大の研究グループ

◆優しい色合い−十屋市長に贈呈

 日向地域特産「へべす」のブランド化について取り組んでいる宮崎産業経営大学(宮崎市)経営学部の研究グループが14日、日向市役所を訪れ、果汁を搾った後のへべすの残さで染め、独自に製品化した「残り染め」のフェースタオルとハンドタオル各5枚を十屋幸平市長に贈呈した。

 同大学は2014年7月、同市やJA日向、生産農家らで組織する「日向のへべす消費拡大プロジェクト会議」と業務委託契約を締結。以来、墨昌芳准教授(40)の研究室が中心となって、へべすの消費拡大・普及に向けた事業を共同で実施している。

 「残り染め」は食品製造工程から生まれた天然色素による染色法。タオルの製品化は、これまで使い道のなかった残さを有効活用できないかと、今春卒業した女子学生1人が昨年11月に発案し、着手した。

 今年1月初めに岐阜県内にある専門業者に製品化を依頼。へべすの葉と搾りかす計10キロ分でフェイスタオル50枚とハンドタオル350枚が先月半ばに完成した。約9割が自然の染料によるもので、へべすの果皮の緑色の優しく温かい色合いに仕上がり、綿100%のため肌触りもいいという。

 この日は墨准教授ほか、地元富島高校出身で、製品の特徴を日本語と英語で表記したプレートを担当した樋口歩花さん(19)と是澤孝代さん(19)=いずれも経営学部2年生=の2人が訪問した。

 墨准教授はこれまで研究内容や取り組みとともに、「夕張メロン」や「松阪牛」など、地名と商品の組み合わせの名称に国が保護を与える「地理的表示(GI)保護制度」について紹介。「へべすの消費拡大やブランド化に向けてGI保護制度の登録を目指すべき。県内全域で生産拡大を図る中、『日向へべす』か『宮崎へべす』か、いずれで取得するかが重要な問題」などと指摘した。

 2種類のタオルを手にした十屋市長は「手触りが良く、私の好きな色です。GIの取得については名前も含めて県と相談したい」と話した。

 へべすのブランド化へ向けた同研究グループの取り組みは今後、樋口さんと是澤さんの2人が中心となって行う。へべすの香りを生かし、せっけんやハンドクリームの商品化を目指す予定で、2人は「県内でもへべすを知らない人が多い。若い世代の私たちが関わることでたくさんの人にへべすの魅力を発信していきたい」と話した。

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