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FMのべおか「医師会だより」第12回

本紙掲載日:2020-05-07
7面

山口哲朗さん(延岡市医師会理事)−地域医療の充実へ・延岡市医師会提供

◆延岡医学会−医師の生涯研さんと連携づくり

−−延岡市医師会理事の山口哲朗先生にお話を伺います。先生のご担当は生涯教育や学術関係とのことですが、どのような取り組みをされているのでしょうか。

私たち医師は、地域の皆さまにより良い医療を提供するため、生涯にわたってその知識と技能を向上させていく義務があります。延岡市医師会では、会員の学術の研さんと医療技術の向上、そして地域医療への貢献を目的として、昭和50(1975)年に「延岡医学会」を発足し、学術活動に力を入れています。

−−延岡医学会の活動について詳しくご紹介ください。

延岡医学会の取り組みといたしましては主に、医師会の会員向けの勉強会の企画や運営を行っています。県内外のさまざまな分野で活躍されている先生方に講師をお願いし、最新の医療、研究から身近な病気の診断治療まで幅広く学んでいます。昨年度の開催回数は25回、参加人数は794人でした。
このような勉強会は、会員の先生方の診療が終わった時間帯に行っておりますが、開業医・勤務医を問わず、多くの会員の先生方が参加しています。また、勉強会の後には意見交換会があり、他の医療機関の先生方と交流を図ることもできます。これは医師会の会員相互の「顔が見える」関係づくりの場にもなっているのではないかと考えています。

−−顔が見える関係というのは、この「医師会だより」で先生方にお話を伺う中で、たびたび登場するキーワードです。医療には連携が大切だということですね。

そうですね。医師同士が連携を強化するということは、延岡の地域医療体制を強化することにもつながると思います。例えば会員の先生が、自分の専門外の患者さんを他の会員の先生や、医師会病院の専門外来に紹介したりする場合に大きな意味を持つと考えます。
私が勤務しています県立延岡病院は地域医療支援病院、2次3次救急病院として地域医療に貢献しています。現在、医科・歯科含めて183の医療機関と連携しています。顔が見える関係をつくることは、患者さんの紹介、逆紹介をスムーズに行う場合にも、とても有意義であると考えています。

−−その他の活動も教えてください。

このような勉強会の企画・運営の他に、会員の先生に日頃の研究の成果や症例発表をしていただく医学会総会や、4年ごとに先生方の論文を掲載する医学会誌の発行なども行っています。
また、延岡医学会活動だけではなく、延岡内科医会や県北小児科医会、県北産婦人科医会など診療科ごとの活動もあります。これらの分科会では、勉強会や症例検討会を開いて意見交換を行うなど、それぞれの専門分野で、より深い連携を推進するための取り組みを行っています。

−−引き続き、生涯教育への取り組みについてご紹介ください。

日本医師会には、医師の生涯にわたる自己学習を支援する制度があります。この制度で定める生涯教育カリキュラムに沿って、単位とカリキュラムコードを合計60以上取得すると「日医生涯教育認定証」を得ることができます。
この認定証は、院内に掲示できるデザインになっていますので、患者さんの中にはご覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれません。単位やカリキュラムコードは、講演会への参加や医学著書の執筆、日本医師会e―ラーニングでの学習など、さまざまな方法で取得できます。いつどこにいてもすぐに学べる機会が整っているのです。
延岡医学会で行う勉強会もこの制度の対象となっていますので、先ほど申し上げたように多くの会員が参加しています。今後もニーズに沿った生涯学習の機会を提供することにより、医療現場へのさらなる還元を目指したいと思います。

−−最後に市民の皆さんへメッセージをお願いします。

私たち医師会会員は、地域の患者さんに貢献したいという共通の思いを持っています。そのために自己研さんを続け、今後も会員同士が連携を図りながら地域医療に尽力したいと考えています。

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