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誕生日にパンを届けて10年

本紙掲載日:2020-05-09
7面
焼きたてを取り出す樫村さん
カレンダーは友人らの誕生日や行事で埋まっている

美郷町西郷の樫村幸雄さん

◆幸せをお裾分け

 友人やお世話になった人の誕生日に手作りのパンをプレゼントし続けている人が、美郷町西郷にいる。樫村幸雄さん(61)だ。取り組み始めて10年。今では年間200人以上を祝う。このパンはいつしか〃幸(さち)パン〃として町内に浸透。樫村さんはほぼ毎日パンを焼き、その愛称通り各家庭に幸せをお裾分けしている。

 ピピピピッ−。ホームベーカリーのタイマー音と共に食欲そそる香りが漂い始める。樫村さんは、機器が3台並んだ部屋に入るとミトンをはめ、焼きたてのパンを手際良く取り出した。

 冷ました後はポリ袋に入れ、「イチゴ」や「バジル」など味が分かるようにラベルを貼る。「塩昆布味が食べたい」などのリクエストに応じてきた結果、これまでに作ったのは60種類以上に上るという。

 届け続けて10年。最初のきっかけは、友人から夕食に誘われたことだった。

 その日は友人の孫娘の誕生日だった。差し入れにケーキを考えたが、「既にあるだろうから、代わりにパンを持って行こう」。亡くなった妻が使っていたホームベーカリーとレシピ帳を準備し、初めて1斤を手作りした。

 焼きたてをプレゼントすると、食べた本人はもちろん、友人やその両親からも好評を得た。きょうだいからは「僕もお願い」と誕生日が書かれたメモを渡された。これが始まりだった。

 子どもたちやその家族に届けていくうちに評判は広がった。仕事や地元の行事などで会う人々に「食べたい」と頼まれるようになった。メールや電話でも誕生日を伝えられた。

 次第にその数は増え、カレンダーは毎週誰かの誕生日で埋まった。妻が使っていた1台をメンテナンスしながら作ったが、間に合わなくなり、新しい機器を購入した。

 現在は5台を使っている。出勤前や就寝前に材料を入れ、タイマーで焼き上げる。準備から片付けまでを含めると、1斤約5時間かかる。誕生日が重なった時は、1日15斤作って届けたこともある。

 機器の増加に伴い、専用の部屋も増築。床板の貼り付けから窓ガラスの設置まで、すべてを自分で行った。しかし、長さを測らずに作業を進めたため「5台置くつもりが3台しか入らなかった」と笑い飛ばす。

 アレルギーのある人のための米粉パン、カボチャや芋の粉末を混ぜた野菜パンなど月日と共に種類も豊富になった。「水分やイースト菌の量、砂糖の種類などで膨らみ方や味が変わる」ため、要望があるたびに試行錯誤を繰り返した。

 今では地元の祭りなど行事の際にも差し入れている。酒に合うようにと、わさび味も開発した。誕生日だけではなくなり、ほぼ毎日パンを焼いている状況だ。

 建設業の仕事の傍ら活動を行うため体力、時間的な苦労はあるが「喜んでくれたり、おいしかったと言ってくれるのは、やっぱりうれしい。楽しいからやっている」と樫村さん。「今後もできる限り続けたい」と話していた。

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