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LL サイズ
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1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
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距離を保っても心はつながっている
◆子どもたちへのメッセージ
臨時休業の間、児童が登校しない静かな学校で勤務を続けた教職員。「子どもたちはどう過ごしているのだろう。どんな思いなんだろう」。そんな思いから、延岡小学校(佐々木浩己校長、407人)の教職員が、児童に向けて歌を作った。
同校では、季節ごとに玄関横の掲示板に著名人の詩などを掲示している。しかし、臨時休業で学校生活も十分に送れていない状況の児童に向けた詩は、なかなか見つからなかった。そこで、掲示物を担当する宮田雅子教諭や佐藤智恵子教諭らの間で「先生たちからのメッセージで詩を作ろう」という話になったという。
各学年、事務室の職員、木村淳子教頭や佐々木校長に協力を呼び掛け、「子どもたちに伝えたいメッセージ」を1、2本ずつ募集。集まったものを宮田教諭が言葉を付け加えながらつなぎ合わせ、佐藤教諭が筆で書き、「前へ!」と題の付いた詩が完成した。
ところが、学校のホームページで紹介する段階になって「詩にメロディーを付けて歌にしよう」という案が挙がった。鷹巣真宏教諭が〃即興〃の鼻歌でメロディーを付け、山田敬子教諭が「いつの日か、子どもと一緒に歌える日が来るといいな」との願いを込めてピアノ伴奏を作った。
その後、山田教諭の弾くピアノに合わせ、教職員が合唱して収録。11日に始まった〃詩を作る〃プロジェクトは、途中で〃歌を作る〃プロジェクトに形を変え、5日ほどで出来上がった。
歌詞にある「人との距離を保ちながらも心と心は見えない手でつながっている」というフレーズ。「3密」を避けるため、「人との距離を取りなさい」と指導しなければならないが、「距離は取っても、心はつながっていてほしい」との思いを込めた。
また「延小らしさを入れたい」と、ここ数年、学校のキーワードになっている「整える」という言葉も織り込んだ。
中心となって歌作りに関わった4人の教職員は、「できないことを嘆くのではなく、できることを見つけてほしい。そういった意味で『前へ』という思いが伝わってくれれば」と話し、「一度聞いたら耳から離れない。つい、家でも口ずさんでしまう」と、児童への思いが詰まった歌に満足している様子だ。
歌作りを後押しした佐々木校長は、「前へ!」と題のついた歌に「子どもたちに前を向いてほしい気持ちももちろんあるが、先生たち自身も、前を向いていこうという気持ちが込められている」と話す。
延岡市では、18日から一斉登校が始まり、25日からの完全再開に向けた準備が進められている。一斉登校の初日には、ラミネートした詩を各学級に掲示した。今はまだ児童と一緒に歌うことは難しいが、19日には給食時の放送で流した。その他、今後の活用方法を検討しているという。