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国の給付金・延岡市の担当課

本紙掲載日:2020-05-27
3面
他の部署の応援などを得て、特別定額給付金の事務手続きを行う延岡市職員ら

延岡市・休日、夜間も作業続く

 国が国民に一律10万円を支給する新型コロナウイルス緊急経済対策の「特別定額給付金」を受け、申請受け付けや支給手続きなどを受け持つ市町村は、給付事務に連日追われている。延岡市も閉庁後の夜間をはじめ休日返上の作業が続いている。

 同市の特別定額給付金事務は、緊急経済対策室が担当している。給付金に関する業務に対応するとともに、国・県・市で実施する各種対策の全庁的な調整・取りまとめなどを行うため、各課から職員を抽出して1日に新設された。

 同室によると、設置後は職員や非常勤職員らが日中の通常勤務時間のほかに大型連休や休日、夜間も業務に充て約6万世帯の郵送申請書類を準備し発送、現在は返信されてきた申請書の確認や、振り込む口座の入力作業に追われているという。

 申請は最も多い時で1日に1万1200通、現在も1000通ほどが届いており、郵送した約6万世帯の約8割に達するという。また、記入方法や振り込み日を尋ねる問い合わせも多い時で800件以上寄せられ、電話の対応も行う。

 市は4月から、繁忙期の部署を他の部署が応援する制度を開始。現在、要請に応じた職員も勤務終了後に作業に参加、人数も今後増やしていくという。佐藤欣司室長は「できるだけ早く振り込めるよう全力で頑張りたい」と話していた。

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