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わくわくをカタチに(1)本田泉

本紙掲載日:2020-05-25
6面

ユニット「あんてな」の10年−宮崎の役者と一緒に作品を

◆お芝居大好き少女が見つけたものは―

 県内各地で舞台やイベントを企画する演劇ユニット「あんてな」が今年で立ち上げから10年を迎える。県北を含めた県内の役者やアーティストらをジャンルにとらわれずに起用し、コラボレーションさせるイベントは幅広い世代から人気を集める。代表を務める本田泉さん(川南町在住)に、これまでの歩みを振り返ってもらった。


 私が代表を務めている演劇ユニット「あんてな」は今年で10周年を迎えます。このタイミングでいろんなイベントを企画したいところではありますが、新型コロナウイルスが猛威を振るい、イベントどころではない状況です。そんな折、夕刊デイリーさんから連載のお話を頂きました。文章を書くのは得意ではありませんが、ゆっくり過去を振り返る良い機会と思い、書かせていただきたいと思います。

 どうして私がエンターテインメントの世界に携わることになったのか。私は幼い頃からお芝居や歌が大好きで、地元川南にやってくる着ぐるみのステージを楽しみにしていました。「自分もお芝居をやってみたい!」と思っていたものの、どこに行けばお芝居ができるのか、今と違い情報も無く、その時の私には夢のまた夢の話でした。しかし、社会人になった私の心のどこかに、まだその思いは消えていなかったのでしょう。当時、宮崎市にあったミュージカル劇団「夢」の存在を知り、勇気を出して入団したのです。

 ところが、周りを見渡すと小さい頃から活動しているようなレベルの高い小学生や演劇経験者、プロを目指す人。みんなきらきらと輝いて見え、稽古場に行くたびに緊張したのを覚えています。活動し始めて4年ほどたった2007年、初めて開催されたみやざき演劇祭で県内の役者が出演する舞台を上演する企画があり、思い切ってオーディションを受けてみました。

 ミュージカル以外で初めての出演は大変なこともありましたが、表現することの楽しさを再確認できた良い機会になりました。そこで出会ったのが、その作品の脚本・演出だった劇団ペテカンの本田誠人さん(延岡市出身)。まさかその翌年に私の苗字が「本田」になるとはこの時、思ってもいませんでした。

 09年に出産もしましたので、しばらくはお芝居と縁遠くなるのかと思っていましたが、その期間に県内のいろんな劇団の公演を見させていただきました。そして気付いたのは「宮崎にはこんなにすてきな役者さんや表現者の方がいるんだ」ということ。かつてはどこに行けばお芝居ができるのか右も左も分からなかった少女は、宮崎の役者さんと作品を作ってみたいと思うようになっていたのです。そんな思いで主人と立ち上げたのがユニット「あんてな」です。

 さて、初めての作品作り。真っ先に私の頭に浮かんだのは星とお芝居の共演。プラネタリウムでのお芝居という、プロデュース経験ゼロの私にとっては無謀な挑戦でした。でも仕方ないんです、楽しそうなことを思いついてしまったのですから。こうして、2010年にユニット「あんてな」はスタートしました。これまでの10年を振り返るこのコラム、旗揚げ公演での苦悩や葛藤は次回に続くのであります。

【ほんだ・いずみ】川南町出身。2003年に劇団「夢」に入団し演劇活動を開始。06年から3年間MCN宮崎ケーブルテレビ「5時生テレビ!」「みんなの社会科見学」のMCを務める。07年に「みやざき演劇祭」プロデュース公演「茜色の窓から」に参加。翌年に劇団を退団し、フリーとしての活動を開始。劇団こふく劇場「三十かも」、劇団SPC「笑劇」、宮崎県立芸術劇場の〃劇場アドベンチャー〃などに参加する。出産のため活動を一時休止していたときの経験から、10年に「あんてな」を立ち上げ活動を始める。舞台企画・制作、イベントのプロデュース、役者、ナレーター、CMのキャスティングなど幅広く活躍中。

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