受賞作品展始まる

本紙掲載日：2020-06-05

7面

地域資源ブランドフォトコンテスト

◆１１日まで、イオンモール宮崎－「宮崎の宝」テーマに１４点

　県が募集した「宮崎地域資源ブランドフォトコンテスト」の受賞作品展が、５日から宮崎市新別府町のイオンモール宮崎１階レストランコートで始まった。１１日まで。自由に鑑賞できる。

　同コンテストは、ユネスコなどの国際機関や国の省庁などが登録・認定した本県の地域資源ブランドの魅力を一体的にＰＲし、認知度の向上や地域活性化につなげようと初めて実施した。

　「わたしたちが見つけた宮崎の宝」をテーマに、昨年１０～１２月に作品を募集。２００点を超える応募があり、今年２月の審査で１４点の受賞作品が決定。プロ・アマ不問、仮名でも応募でき、受賞者の所在地は非公表とした。

　このうち県北の風景を収めた作品では、日之影町の「ご来光と雲海」が優秀賞、椎葉村の「仙人の棚田」が世界農業遺産高千穂郷・椎葉山地域賞、延岡市の「夏の大崩山」が祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク賞に選ばれ、２点が入選した。

　受賞作品は宮崎地域資源ブランドのホームページ（ｈｔｔｐｓ：／／ｍｉｙａｚａｋｉｃｏｕｎｔｒｙｓｉｄｅ．ｃｏｍ／）でも紹介している。

【優秀賞】「ご来光と雲海」
（作者名＝釈迦、撮影場所＝日之影町矢形の的集落近辺）
▽作品コメント＝３日連続で雲海の撮影にチャレンジして、３日目にしてようやく雲海が姿を現してくれました。雲海というと高千穂というイメージがありますが、日之影町でもこんなに素晴らしい雲海を見られるということを多くの方に伝えたく、今回応募しました。

【世界農業遺産高千穂郷・椎葉山地域賞】「仙人の棚田」
（作者名＝ｔｏｍｏｋｉ、撮影場所＝椎葉村大イチョウ展望台）
▽作品コメント＝視界に動くものが一つもない。都会では絶対に見ることができない宮崎の宝です。

【祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク賞】「夏の大崩山」
（作者名＝ｋｏｕｈｅｉ、撮影場所＝延岡市大崩山）
▽作品コメント＝九州最後の秘境と呼ばれる大崩山。

【入選】「フットパスで巡るＧＩＡＨＳ景観～日之影町」
（作者名＝小林由明、撮影場所＝日之影町深角）
▽作品コメント＝脱穀を終え、はざ掛けを崩し、一休み。土つくりに始まった稲作１年の営みを思い返しながらのお昼。

【入選】「鹿川のアイドル」
（作者名＝吉鷹茂、撮影場所＝延岡市鹿川渓谷）
▽作品コメント＝パックン岩で有名になった鹿川渓谷ですが、キャンプ場および鉾岳に向かう道路や山道にはたくさんのチェーンソーアートで作られた作品が並びまして、鑑賞するにも楽しいところです。私のお気に入りをアイドルとして撮影しました。