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フェースシールドを製作、寄贈

本紙掲載日:2020-06-06
7面
フェースシールドを贈った延岡工高機械技術部の生徒と延岡しろやま支援学校の子どもたち
高校生が透明シートをはめ込む様子をうれしそうに見詰める子どもたち

延岡工からしろやま支援学校へ

◆手話の読み取りに口元が重要

 「困っている人の役に立ちたい」と、延岡工業高校(安楽耕三校長、716人)機械技術部(佐藤太希部長、糸山国寿顧問、7人)の生徒が、学んだことや技術を生かし、3Dプリンターで樹脂製のフェースシールドを製作。2日、延岡しろやま支援学校(橋本昭彦校長、202人)を訪れ、聴覚障がい教育部門(10人)の児童生徒と教職員に35個を贈った。

 聴覚障害者にとって、口の動きや表情は手話の一部で、コミュニケーションを取るのに重要。しかし感染症予防でマスクを着けると口元も表情も見えないため、マスクに代わる予防策が必要となっていた。

 贈呈式では、フェースシールドの他、手作りしたおもちゃも手渡した。石部夢蕾さん(小学部6年)は「先生や友達の口の形が見えるので安心して過ごせる。大事に使います」と手話を使って感謝の気持ちを伝えた。

 その後、高校生から本体に透明のシートをはめてもらって額に装着した子どもたちは笑顔を見せて喜び、その姿を見守った高校生や教職員にも笑顔の輪が広がった。

 同部は本来、「ロボットコンテスト」出場に向け、ロボット製作などを主な活動にしている。今年は「地域のためにできることを」と考えていたところ、聴覚障害者がマスク着用で困っていることを知ったという。早速3Dプリンター4台を使った製作が始まった。

 額に直接装着するため、使い回しをしないようにと、事前に全員分の名簿をもらい、本体に名前を刻むことにした。そのため、1個ごとにプログラミングを変える必要があった。その上、プリンターが1個を出力するのに2時間半ほどかかるため、一日に作れる数は限られる。

 部員は登校するとすぐにプリンターをセット。授業間の休みや昼休みなど、時間を見つけては様子を見に行き、失敗していたらやり直すなど、糸山顧問が「パーフェクト。本当によく頑張った」と褒めるほど、自分たちで考え、熱心に取り組んだ。

 また、着け心地を考え、ひもの太さや額に当たる部分にスポンジを付けるなどこだわった。「苦労したけど笑顔を実際に見ることができて、作って良かった」と佐藤部長。

 入部したばかりの1年生も、喜ぶ子どもたちの様子をうれしそうに見守った。矢野優希弥さん、佐藤武流さんは「人のことを考えて作るという、物を作る上で大切なことを学ぶことができた」と、満足した様子だった。

 製作数は試作品を含めて約60個。同校の他、都城さくら聴覚支援学校に14個、延岡工業高の学校医に7個寄贈したという。安楽校長は「(実社会では、製品を)使ってくれる人に会う機会はあまりない。実際に反応が目に見えることで、学ぶ機会になったと思う。これを機にいろいろ感じて、さらに自分たちで動いてくれればうれしい」と話した。

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