子どもたちのために

日向地区建設業協会青年部

◆５市町村教委に寄付金

　「子どもたちのために使ってほしい」と、日向地区建設業協会青年部（相生康孝部長）は４日、日向市教育委員会に５万円を寄付した。

　贈呈式が市役所であり、相生部長（相生組、椎葉村）のほか、副部長の岩本倫尚さん（七組、日向市）、甲斐宣人さん（太伯建設、諸塚村）、松澤芙美さん（松澤組、門川町）、会計の長谷川雄基さん（長谷川組、同）の５人が訪問し、今村教育長に目録を手渡した。

　同青年部は若手技術者の育成、イメージアップに向けた取り組みの一つとして、日向・門川・入郷地区５町村の小学生を対象にキャリア教育を目的とした出前講座を毎年実施している。

　しかし、新型コロナウイルス感染拡大で、臨時休校が長期間に及ぶなど子どもたちが大きな影響を受けたため、「何かできないだろうか」と協議。青年部員から募った寄付を、５市町村の教育委員会に贈ることにしたという。

　贈呈式で相生部長は「緊急事態宣言は解除されたが、第２波、第３波の不安がある中での学校生活。子どもたちが少しでも安心して、楽しい学校生活が送れるよう、その対策に利用していただければありがたい」とあいさつ。

　今村教育長は「大変心強く、うれしく思っている。子どもたちに不自由をかけ、我慢させているところもあるが、１市２町２村の子どもたちのためにとの寄付なので、ぜひ有効に使わせていただきたい」と感謝した。

　同青年部は９日までに、門川町や美郷町、椎葉村、諸塚村の各教委にも寄付金を贈った。