トライアル日向店−８月初旬に再オープン

駅前の店舗をリニューアル

　ＪＲ日向市駅前で２４時間営業を長年続け、４月１２日に閉店したディスカウント量販店「トライアル日向店」（日向市都町）が、８月初旬にリニューアルして再オープンすることが分かった。

　同店を運営するトライアルカンパニー（本社福岡市、石橋亮太社長）の店舗運営部広報担当者は「１７年ほど営業しており、地元のお客さまから大きな支持をいただいた店舗であるため、再度営業を行うことを決定した」と再開の理由を説明している。

　同店閉店後、６月１０日に郊外地で「スーパーセンタートライアル日知屋店」（同市日知屋）がオープンしたばかり。８月からは中心市街地と郊外地の市内２カ所で２４時間営業を行うことになる。

　メガセンタートライアル日向店は２００３年２月に閉店した寿屋日向店（３階建て店舗）をトライアルカンパニーが買い取り、同じ年の４月に県内第１号店としてオープン。以来、２４時間営業と消費税内税を打ち出し、約１７年にわたって市内外の買い物客に親しまれてきた。

　同社によると、３階建て店舗のうち、営業店舗は１階のみ。従来通り食料品や生活雑貨、医薬品、カー用品、家電品などを取り扱い、２４時間営業を続ける。利用者用の駐車場は４階（１６４台）、５階（１７８台）と店舗南側駐車場（９４台）の４３６台分のスペースを確保する予定。

　近くに住む７０歳代の女性＝北町＝は、「閉店するまでは毎日、買い物に通っていたので、また便利になってうれしい」と再オープンを歓迎していた。

　近くで昭和初期から長年店を構える商店主＝都町＝は「閉店後は人通りがなくなった。業態が違うので、店としての影響はないが、個人的に今まで利用してきたので元に戻って助かります。近所の人たちも喜んでいますが、競合店は影響があるでしょうね」と指摘した。

　トライアルカンパニーは「先日オープンした日知屋店も、おかげさまで好調な滑り出しを致しています。両店共々、いつでも安い、おいしい、楽しい、ワクワクできる、お客さまの毎日に『なくてはならない』と言われる店を目指していきたい」と話している。