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五ケ瀬川−7年連続〃日本一〃

本紙掲載日:2020-07-03
1面
大瀬大橋下流で実施した水生生物調査。「きれいな水」と判定された(国交省提供)

小丸川、本庄川も−国交省の水質現況調査

 国土交通省は1日、同省が直轄管理する全国109水系162の1級河川の2020年水質現況調査で、「水質がもっとも良好な河川」(環境省が定めるBOD〈生物化学的酸素要求量〉値が基準以下)に本県の五ケ瀬川、小丸川、本庄川など16河川がランクインしたと発表した。五ケ瀬川は7年連続で〃水質日本一〃に輝いた。

 調査は、1958年から1級河川を対象に行われ、1年間に測定したBODの平均値を河川ごとに集計し、その「きれいさ」をランク付けしている。

 五ケ瀬川水系は、三輪、松山橋(五ケ瀬川)、大瀬橋(大瀬川)、中州合流点(祝子川)、白石(北川)で月に1回BOD値を測定した結果、基準点の三輪=0・5▽松山橋=0・5▽大瀬橋=0・5▽中州合流点=0・8▽白石=0・7と、いずれの地点とも環境省が定めるBODの基準を満たした。

 良好な水質が証明された16河川のうち、九州では五ケ瀬川のほか、小丸川水系の小丸川、大淀川水系の本庄川(宮崎)、球磨川水系の球磨川、同水系の川辺川(熊本)、松浦川水系の厳木川(佐賀)の5河川がランクインした。

 五ケ瀬川は過去10年間の数値でも良好な水質を示しており、2010年度は全国16位、九州3位だったが、翌11年度は〃沿川〃住民の水質改善に対する努力が奏功し、初めての日本一に。翌12年度は松山橋地点のBOD平均値が0・1ポイント下がったためランクから外れたが、翌13年は松山橋のBOD値が再び0・5に改善。三輪地点も0・5を保ち、日本一に返り咲いた。

 良好な水質は、同省延岡河川国道事務所(甲斐靖志所長)が1985年から実施している水生生物による簡易水質調査でも証明された。昨年は九州保健福祉大生や小学生など105人が参加して、五ケ瀬川(吉野)、大瀬川(大瀬大橋)、北川(小川・永代橋)、祝子川(桑平橋)で行い、カワゲラ類、ナガレトビゲラ類、ヒラタドロムシ類などを確認、吉野、永代橋、桑平橋が「きれいな水」、大瀬大橋が「少しきたない水」と判定された。

【BOD】「水質環境の保全に関する基準」のうち一般的に河川の水質を表す数値。水中の汚濁物質が水温20度で5日間のうちに微生物により酸化分解される過程で消費される酸素量を示す。

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