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県北11校の主力紹介(2)

本紙掲載日:2020-07-08
9面
延岡学園の河野、飛松、興梠(左から)
延岡工の生島、實本、廣嶋(左から)
日向工の石田、加藤、尾上(左から)

県高校野球大会2020


◆笑って終われるように−延岡学園

 攻撃、守備ともに優れ、高い総合力を持つ延岡学園。近年は優勝から遠ざかっているが、頂点を目指して一戦必勝で挑む。

 甲子園の中止が決まった後、河野哲大は「すぐに練習という気持ちにはなれなかった」という。自粛期間中も開催を信じ、さまざまな練習をこなしてきたが、目標がなくなってチームの士気は下がっていた。

 飛松大希は「自分の3年間は何だったんだろう」と悔やんだ。だが、期間中もチーム一丸となって練習に取り組んだことやこれまでの積み重ねを思い出し、「代替大会だけでもできるなら、優勝しよう」と部員全員で話し合ったという。「開催には多くの人が尽力してくれている。本気でやらなければ失礼」と気持ちを切り替えた。

 「投球フォームや体の使い方を学べる、いい調整期間になった」と話すのは興梠奨英。対外試合が行えるようになり、数試合を消化したが、いずれも好成績を収めて勢いに乗る。「3年生は最後なので、全員が笑って終われるようにしたい。出ない選手の分も全力でプレーする」と貢献を誓った。

 初戦は18日、日南学園とアイビースタジアムで戦う。河野は「チャンスをものにして勝負強いバッティングをする」。興梠は「投球でチームに流れを持ってきたい」。飛松は「負けていても、自分からリズムをつくれるような投球を見せたい」と語った。



◆できることを全力で−延岡工

 近年、3回戦以上に進めていない延岡工。長打力を武器にチーム一丸となって頂点を目指す。

 3年生は2年半、甲子園出場を目標に練習を続けてきた。昨年冬の練習は特に過酷を極めたが、全員で集中して取り組んだ。「自分に負けるな」と部員同士で声を掛け合い、乗り越えた。

 本番を迎えようとした矢先、大会の中止が決まった。實本裕樹は「野球する意味が分からなくなった」と話す。だが、9年間積み重ねた努力と支えてくれた親への感謝の気持ちが、代替大会に気持ちを向かわせた。

 「自分のできることを全力でやりたい」と話すのは、生島優輝。2年の6月から右肘のけがで試合に出られなかった分、思いは強い。昨年12月に復帰を果たすも、1、2、3月は公式戦がなく、それからは新型コロナウイルスの影響で練習すら行えなくなった。「甲子園予選こそはと思っていた」と悔やんだが、代替大会に切り替えた。

 初戦は18日、アイビースタジアムで宮崎工−宮崎商の勝者と対戦する。實本は「走塁が得意なので、自分が出塁して、その間に点につなげられるようにできれば」。廣嶋秀斗は「新チームになってピッチャーを始めて、冬の練習も乗り越えた。先発で投げる機会が多いので、勢いに乗るためにコントロールを重視した投球を見せたい」と語った。



◆みんなで最後まで−日向工

 初戦突破を目標に、4人の3年生がチームを引っ張る日向工。3年間の成果を見せて、後輩へバトンをつなぐ。

 尾上蓮は「入学したときは自分が一番下手だった」と当時を振り返る。フライもゴロも捕れず、悔しさから1年のときに朝練習を始めた。監督もたびたび練習をサポートしてくれたと言う。「積み重ねてきたことがあったから諦めずにここまで来れた。感謝してこの大会でヒットを打ち、成長した報告ができれば」と思いを語る。

 投手の石田翔は甲子園予選が中止となった後、一時は引退を監督に伝えた。「うやむやに続ける意味が分からなかった」。野球部から離れたが後悔だけが残ったという。両親や監督からの言葉も後押しに。「みんなで最後まで頑張ろう」と再入部を報告した。

 加藤優介は高校まで野球未経験。入部は「ここだったら人数も少ないし、試合に出られるだろう」と軽い気持ちだった。次第にのめり込み、今では、中学までサッカーで鍛えた足を生かした積極的な走塁が、チームの武器となっている。「1本確実にヒットを打ち、初戦突破する。声を出してチームを鼓舞することができれば」と意気込む。

 初戦は12日、アイビースタジアムで福島と対戦する。

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