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わくわくをカタチに(7)本田泉

本紙掲載日:2020-07-10
7面

ユニット「あんてな」の10年−進化する学校公演「めじろくん」

◆子どもから教わった表現の自由性


 演劇で学校を巡回する学校公演のお話を前回に引き続き書かせていただきます。

 「めじろくん」という作品で、県内の小学校を毎年10校ほど回らせていただき、今年で4年目を迎えました。

 30校ほど上演している中で、必ず笑いが起こるシーンもあるのですが、不思議なことに学校によって子どもたちの反応が毎回違うのです。「え?ここで?」という場面で笑いが起きたり、役者のお芝居に感情移入をした生徒さんが思わず気持ちを口にしたりするだけではなく、中には普通に役者にしゃべりかけてくる子もいます。

 音楽など、ジャンルによっては「しゃべらず静かに聞きましょう」というのがお約束なのかもしれませんし、学校公演には観劇マナーの学びの場の要素もあると思います。しかし、私たちの公演では「あれはダメ。これはダメ。」という注意はあまりしないようにしています。子どもたちの大歓声が体育館中に響きわたることもあります。

 最初の頃は役者メンバーもどうすれば良いか戸惑っていましたが、回を重ねていくうちにある発見があったのです。どれだけ騒いでいても、次のせりふが始まると不思議とすぐに静かに。子どもたちはただ盛り上がっているだけではなく、物語をちゃんと見たいのです。こうなると私たちも心の中でガッツポーズ。静かにしないといけないというルールではなく、自然とそうなる。とてもうれしい発見でしたし、子どもたちから教わった大事なことでした。

◇物語の中に入り込む

 昨年の公演では、こんな面白いことがありました。舞台は暑い夏の設定なのですが、公演中に客席から「ミーンミーン」とセミの声が聞こえてきたのです。「ん?そんな効果音はなかったはず」

 役者はびっくり。それは音響の効果音ではなく、なんと生徒の声だったのです。役者の演技を見て、感じて、季節を読み取り、夏と言えばセミ!と思い付いたのでしょう。それはそれは元気の良いセミで、舞台袖の役者は笑いをこらえるのに必死でした。

 打ち合わせなしでの飛び入り出演のセミ。その感性に驚かされましたし、本来表現が持つ自由性というものにわれわれ役者が、いや大人として気付かされた瞬間でした。

 本番後に毎回、その日のことを振り返る時間を取るのですが、役者陣からさまざまな意見が出され、せりふが足されたり、動きを変えたり、公演を重ねるごとに磨きがかかっていきます。脚本家、演出家に任せるのではなく、役者同士が子どもたちから教わったことを共有し、みんなで作品を〃育てている〃といった感じです。

 私が幼い頃にステージを見て感動し今の活動があるように、私たちの舞台を見てくれた子どもたちの心の隅に「めじろくん」という物語が少しでも残り、人生のどこかで時々思い出してもらえたら、こんなにうれしいことはありません。今年の5、6月に予定されていた学校公演は、コロナの影響で秋に延期となりました。文化の秋に元気な子どもたちと会える日を今から楽しみにしています。




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