「認知症を知る」

延岡市立図書館、九保大付属図書館

◆８月２３日まで連携展示

　延岡市立図書館（森政春館長）は、九州保健福祉大学付属図書館との連携展示「認知症を知る」を８月２３日まで開いている。

　両館は２０１６年から、合同で認知症に関する展示を年に２回行っている。今回は「認知症と自動車の運転」がテーマ。延岡警察署が提供したデータを用いて同大が分かりやすくまとめたパネルや、認知症と運転、認知症そのものについて理解を深めることができる本などが展示され、「認知症者と運転についての現状と課題」に迫る内容になっている。

　展示では、約６０冊の本が用意されており、市立図書館の本は全て借りることができる。大学図書館の本は、展示期間中借りることはできないが、展示後、リクエストすれば借りることも可能。

　認知能力検査ができるチェック票なども用意してあり、市立図書館司書は、「人ごとではなく、自分はどうか考えるきっかけになれば」と話している。

◇２３日、県警交通安全教育車が会場に

　今月２３日には、展示に合わせ、県警の交通安全教育車「セーフティーフェニックス号」が同図書館に来る。

　同号には、運転操作検査器や自転車シミュレーターなど４種類の機器が搭載されていて、体験しながら交通安全について学ぶことができるほか、自分では気付きにくい運動能力や反応の限界についても知ることができる。

　時間は午前１０時３０分〜午後２時３０分。「ぜひこの機会においでください」と多くの来場を呼び掛けている。問い合わせは同館（電話延岡３２・３０５８）。