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半田氏が延岡市に寄贈−日向市東郷町

本紙掲載日:2020-07-24
3面

家に伝わる古文書79点−先祖が内藤家家臣

◆武術伝授目録や蔵米支給史料など

 延岡市はこのほど、日向市東郷町の半田長行氏から、内藤家家臣だった半田家に伝わる同氏所蔵の古文書79点の寄贈を受けたと発表した。江戸時代中期から明治期のもので、同家の来歴などを記した由緒に関するものや武芸の伝授免状、蔵米支給の覚書など、当時の藩や家臣の様子の一端がうかがえる史料という。

 教育委員会文化課によると、半田家は磐城平藩(福島県いわき市を中心とした藩)の藩主・内藤家5代当主内藤忠興の時代に召し抱えられたとされる。幕末まで200石から150石の知行高があてがわれ、延岡藩内藤家の中級家臣の家柄になるという。

 特徴としては、半田家や半田家と親戚関係にある家の由緒に関する史料が多く、内藤家文書(明治大学博物館所蔵)に残る由緒書(家の来歴や職能、系譜・親類などを書き上げた書)の編さん過程や、同文書に記されていない内容などをうかがい知ることができる。

 半田家由緒書上からは、1754(宝暦4)年以降の記述の提出を藩が求めており、「古由緒書」の編さんが家臣からの書上の提出で行われていた具体例を示す史料と言える。また、同家初代・左次右衛門の妻が、武田家家臣の小山田大和守の玄孫だったとの由緒が伝わっていたと推察される系図などもある。

 半田家は藩の弓術師範を務めるなど武芸に優れた当主も輩出していたことから、史料の中には弓術や馬術、剣術の伝授目録や相伝目録など武芸に関するものが多いことも特徴。史料からは、それぞれの武術の内容とともに、内藤家家中の武芸の様子がうかがい知れる。

 幕末期に藩からの蔵米支給を記した史料もある。御勘定所が半田家8代・於武に出した1866(慶応2)年から1868(明治元)年の覚書によると、6割5分引きの支給だった様子や、正米渡(現物支給)や代銀渡の割合など、藩士への蔵米支給の実態が垣間見える。

 このほか、宮崎県が1875(明治8)年に出した「家禄現米拾三石六斗」と記された家督申付書も興味深いという。この時期に明治政府が進めていた士族に支給していた秩禄(ちつろく)を廃止する政策(秩禄処分)が、県内でどのように展開されていたかがうかがえるという。

 寄贈された古文書については、建て替え整備中の内藤記念館の完成まで、市役所南別館で保管するという。同課は「藩政史研究を進める上で大変貴重な資料」としている。

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