ブドウの収穫始まる−例年より早め
本紙掲載日：2020-07-29
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�謀弔気麒�ハウス−延岡市北方町曽木
延岡市北方町曽木の果樹農家柳田盛一さん（６８）のビニールハウスで１８日から、今季のブドウ収穫が始まった。約１５００平方メートルのハウスでピオーネ、サニールージュ、ベニバラード、シャインマスカットを栽培してきたが、今年からは新たにクイーンニーナという品種も栽培、収穫できるようになった。
柳田さんは元ＪＡ尾鈴の営農指導員で、長年にわたって果樹農家にブドウやナシの栽培技術を指導してきた。２００９年に退職後、出身地の北方町に戻ると、１年かけて施設を整備。ブドウ栽培に取り組んだ。
長年培ったノウハウを生かし、長さ４メートル、幅５０センチ、深さ５０センチの不織布のボックスに果樹を植える「根域制限栽培」という方法で始めた。狭い場所に植えることで養分や水分の吸収を制御し、品質を向上させるという。
室温が４０度近くになるハウスで、朝から熟し具合や葉が焼けていないかを丁寧に確認。妻佐代子さん（６５）と一緒に作業を続けている。
「春先から暖かかったので、例年より早めの収穫になりました。ブドウは色の鮮やかさと味が比例する果物。黒い品種は黒に、赤い品種は赤にと、しっかりとしたものに育てることを心掛けています」と盛一さん。
収穫は８月末まで続き、道の駅北方よっちみろ屋とＪＡ延岡ふるさと市場に出荷する。直売もあり、ブドウ狩りを楽しむこともできる。問い合わせは柳田さん（電話延岡４７・２４３５）。