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農林振興局職員が陽性−都城市

本紙掲載日:2020-08-01
1面

1日発表、県職員の感染確認は初

 河野知事は1日、北諸県農林振興局(都城市北原町)に勤務する40代男性職員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。31日に医療機関を受診し、宮崎市保健所のPCR検査で陽性が判明した。男性職員は入院調整中という。県職員の感染確認は初めて。

 県によると、男性職員は宮崎市在住で、妻と子ども3人と同居している。職員は7月22日に出勤後、同23〜26日は休みで主に自宅で過ごした。同26日夜に37・7度の発熱があり同27日朝に医療機関を受診し、風邪の診断を受け同27、28日は休んだ。

 同29、30日は出勤し、同30日夜に38度の発熱があり、31日に再び医療機関を受診し、感染が分かった。

 都城保健所は男性職員の行動歴、接触者を調査中。自宅以外ではマスクを着用していたが、同振興局事務所は56人の職員が在籍しており、外部の人との接触もあったという。

 県は、同振興局が入る都城総合庁舎の徹底した消毒作業を実施した。

 河野知事は「公衆衛生も所管する県において職員の感染が判明し、県民にご心配、ご迷惑をおかけし、申し訳なく思う」と謝罪。体調不良の際の慎重な行動など、最大級の警戒を持って、感染拡大防止の対策を改めて徹底したいとした。

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