２５日、県内は新たに５人−新型コロナ

いずれも陽性者の家族

　県と宮崎市は２５日、県内で新たに５人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。宮崎市では、２４日発表の３０代女性の家族で１０歳未満の女児と６０代の男女。都城市は昨日発表の４０代女性の家族で１０代男性の２人。県によると、延岡市で陽性者が利用していた高齢者施設は全員の検査を終え、陽性者はいなかったという。

　宮崎市によると、１０歳未満の女児は県内３４３例目の３０代女性の娘。２３日に鼻づまりの症状があった。発症２日前の２１、２２日は同市内の「教育保育施設」に登園していた。同施設は２４日から閉園し、消毒作業を実施。同市保健所が、接触者などを調査し、必要があれば、検査を進める。

　３０代女性は１８日に発熱の症状があり、医療機関を受診。２３日に別の医療機関を受診し、陽性が判明した。同居する娘と、６０代の父母も検査の結果、陽性。６０代女性は、１８日に喉の痛みで、医療機関を受診していたという。

　県内３４４例目の宮崎市２０代男性は今月８〜１６日まで東京の実家に滞在。１７日以降は、宮崎市の自宅で在宅勤務をしており、接触者はいないとみている。

　県によると、３５０、３５１例目の都城市１０代男性は生徒や学生ではない。３４５例目の同市４０代女性の家族で濃厚接触者として検査して判明した。また、３３３例目、３４５例目の女性が職員として働く高齢者施設に入所している３４６例目の三股町９０代女性は２４日、都城北諸県圏域の医療機関に入院した。

　２４日時点で、県内で病床２４６床に対し４８人が入院。重症者は１人。県北では、日向入郷圏域（病床１８）に２人、延岡西臼杵圏域（同３６）に１０人が入院している。また、延岡市の宿泊施設では９人が療養中。県内全体で２４日に１０人が退院、または療養を終えた。