新２路線を実証実験－１２月ごろから３カ月

本紙掲載日：2020-09-11

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まちなか循環バス－延岡市

◆延岡駅からの北部、鶴ケ丘起点の南部①

　延岡市は今年度、市地域公共交通網形成計画（２０１９年３月策定）の市街地運行路線の再編の方針に基づき、まちなか循環バスの新規路線（市街地北部・南部①）の実証実験を予定している。このほど、運行概要案とルート案がまとまり、１８日まで市民の意見を募っている。

　北部路線、南部①路線とも中型バスを使用し、料金は中学生以上２００円、小学生１００円、幼児無料で各種割引きもある。実証運行期間は１２月ごろから３カ月程度を予定しているが、新型コロナウイルス感染症の影響で変更する場合がある。

　市はこのほか、公共交通空白地を巡る南部②路線の実証運行も視野に入れているが、実施については今後、小野町や石田町、上伊形町、伊形町・下伊形町、土々呂町、鯛名町などで座談会を開き、住民の意見を聞いた上で内容を検討する。

　実証運行の実施に当たっては、本格運行に向けた判断材料とするため、１便当たりの乗車人数の目標値を設定。実証路線付近を運行する宮崎交通の路線を参考に北部路線は７人、南部①路線は６人とした。同②路線は検討中。

　資料は市ホームページや市地域・離島・交通政策課、情報公開センター、各総合支所地域振興課、市駅前複合施設エンクロス待合所、各コミュニティセンターで閲覧できる。

　申し込み方法は、地域・離島・交通政策課や市ホームページなどで入手できる用紙に必要事項を記入し、持参（市役所６階）または郵送（〒８８２―８６８６延岡市東本小路２の１）、ファクス（延岡２２・７０６２）、メール（ｋａｎｚｅｎ＠ｃｉｔｙ．ｎｏｂｅｏｋａ．ｍｉｙａｚａｋｉ．ｊｐ）で。

　問い合わせは市地域・離島・交通政策課（電話延岡２２・７０３９）。

　実証実験に入る新規２路線の概要は次の通り。

【北部路線】（約１２・９キロ、約４１分）
延岡駅→レーヨン前→大門→無鹿バイパス入り口→桜ケ丘ファミリークリニック→延岡共立病院→イオン多々良店→黒木病院→北小路→延岡駅
（月～土曜日、午前９時台から午後４時台に１日８便〈片方向〉。運休は日曜・祝日と年末年始１２月３０日～１月３日）。

【南部①路線】（約１４・２キロ、約４６分）
鶴ケ丘公園⇔緑ケ丘⇔雷管⇔イオン延岡⇔恒富⇔南延岡⇔片田回転場⇔鶴ケ丘公園
（月～土曜日、午前９時台から午後４時台に１日１０便〈双方向、内・外回り各５便ずつ〉。運休は、日曜・祝日と年末年始１２月３０日～１月３日）