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82歳のムードメーカー

本紙掲載日:2020-09-19
1面
現役の従業員として作業場に立ち続ける82歳の谷口キンコさん

土々呂町のマルナカ海産−延岡

◆勤続60年、谷口キンコさん

 日本人の平均寿命が男女とも80歳を超え、仕事や趣味をいつまでも楽しむ高齢者が増えている。延岡市土々呂町のマルナカ海産で働く谷口キンコさん(82)もその一人だ。21歳から勤め始めて60年以上休むこともなく作業場に通い続けている。孫ほどに年の離れた従業員とも分け隔てなく話し、昔も今も作業場のムードーメーカーとして欠かせない存在となっている。

 キンコさんは同市鯛名町出身。土々呂町に移ったのは、結婚した20歳の時。マルナカ海産の先々代社長・高島貞雄さんと知り合いだった義母に誘われて働き始めた。

 メイン商品のチリメンの炊き上げから天日干し、近年の主力商品になっているメヒカリの空揚げの加工など、工場での作業は何でもこなす。その原動力は「働くことが好き」という純粋な気持ちだ。

 作業場では30〜80代の幅広い世代が一緒に働くが、キンコさんは周囲も驚くほど毎日元気。体調不良で仕事を休んだことがないといい、「入院したのはお産のときぐらいよ」と明るい。最近までは重い荷物を運ぶ作業もこなしていた。

 その快活さは作業場の雰囲気をなごやかにしている。一緒に働く高島美保さんも「仕事は完璧で頼りにしてますし、いるだけでみんなを楽しくしてくれる」と信頼を寄せる。

 先代社長の高島捺雄さん、現社長の高島禎記さんと3代にわたって勤め続ける。「社長もすごくいい人。周りのみんながいることが活力で、みんなの助けがあるおかげです。感謝、感謝です」

 仕事場では6〜8時間ほど働き、プライベートでは畑作業で汗を流す。畑で収穫した野菜は漬物などに加工して従業員に配ることもたびたび。近所のお茶仲間と過ごす時間も楽しみの一つ。体を動かすことがその健康の源なんだという。

 娘5人を育て、今では孫が11人とひ孫が8人。これからの目標は「このまま続けられたらいいねぇ」。疲れを感じさせない笑顔で元気よく語った。

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