日向市議会定例会

補正を可決、決算認定を上程

　開会中の日向市議会９月定例会は１８日に本会議を開き、２０２０年度一般会計補正予算案や条例の改正案など２２件を原案通り可決したほか、委員会提出の「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し、地方税財源の確保を求める意見書」などを採択した。

　また、市は新型コロナウイルス感染症の５弾目の緊急経済対策費を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案や条例の改正案など６件と、１９年度一般会計歳入歳出決算認定など関連の１４件を追加提案し、十屋幸平市長が提案理由を説明した。このうち、一般会計補正予算案や条例の改正案など６件を原案通り可決した。

　開会日に上程した一般会計補正額は８１８２万円の増額。遺贈を受け解体する市所有建物の２４日ベスト除去工事費１９６７万円、入郷３町村（美郷町、諸塚村、椎葉村）の固定電話からの１１９番通報を１０月１日から市消防司令センターに集約するための通信システム改修費１１０万円、自主防災組織への発電機などの配備費１００万円など。同総額は３８５億７３６８万円となった。

　この日追加提案した一般会計補正額は４億４２２５万円の増額。このうち、第５弾の緊急経済対策費としては４億３２６万円を計上した。主なものは、応援消費プレミアム付き商品券第２弾発行事業費７５６０万円、避難所などの衛生環境整備費４６３０万円、市内交通事業者の事業継続のための支援費費５５０万円、移住者の受け入れ支援体制強化費２１５万円など。

　このほか、７月の大雨による農地・農業用施設災害復旧費１９００万円、林道災害復旧費７００万円など。同総額は３９０億１５９４円となった。

　１９年度の決算総額は歳入が前年度比７・９％増の３２４億４００１万円、歳出が同比７・７％増の３１７億６７万円。翌年度への繰越財源を差し引いた実質収支は６億８５４８万円の黒字決算。

　決算関連の１４件は２８日の本会議で審議後に委員会付託し、３０日〜１０月２日の委員会で審査後、同６日の最終本会議で討論、採決する予定。