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日向市の三セク−市長ら感謝の言葉
日向市が経営継続は困難と判断し休館の方針を明らかにしていた日向サンパーク温泉「お舟出の湯」(社長・十屋幸平市長、同市幸脇)が、30日の営業をもって休館した。
閉館の迫る同日午後7時すぎ、十屋幸平市長と同社副社長の黒木秀樹副市長らが訪れ、最終日の利用者らに記念品のタオルを手渡し感謝の言葉を伝えた。
お舟出の湯は、2002年7月1日オープン。日向灘を展望する日豊海岸国定公園内にあり、開館以来の利用者は延べ200万人を超え、市内外、県内外の温泉ファンに親しまれてきた。
営業開始から間もなくしてレジオネラ症集団感染事故が発生し、477日間の休業を余儀なくされた。翌03年11月13日に営業再開し、入館者のピークは10年の17万6099人。その後は徐々に減少し、19年度はピーク時比で2万7350人減の14万8749人だった。
営業面では開業以来18期連続の赤字。全体(日向日向サンパーク温泉)も14年以降6期連続の赤字を計上。今年3月からはコロナ禍のため断続的ながら通算107日間も休業、累積赤字が1億1655万円、負債が資産を上回る債務超過額が約6655万円にも上っていた。
コロナ収束の先が見えない中、これまでの感染症防止対策に加え新しい生活様式という視点での対策も求められており、これからますます厳しい状況が続くとされていた。
今後について市は、「今後、民間事業者から温泉館運営の希望があれば譲渡に関する協議を行う」とし、複数の事業者から問い合わせを受けていることを明らかにした上で「温泉施設として存続できるよう努力したい」としている。
十屋市長は「民設民営についての方向性は議会にも話をしている。その方向で頑張っているところ。何社か相談も来ている。時期は決まっていないが、これからプロポーザル(企画・提案による委託先選定)をやる。民間の方に引き受けていただければお願いしたい。これまであったもの、親しまれた施設がなくなるというのは寂しい。リピーターの方も多かったと思うが、最後に来ていただき、お見送りした際に後ろ姿が何となく寂しそうに見えた」と話した。
なお、「道の駅日向」物産館やオートキャンプ場、体育施設については、引き続き同社が第三セクターとして事業を継続する。
◆最終日に大勢の利用者−最後の入浴を楽しむ
「お舟出の湯」が最後の営業日を迎えた30日、市内外から大勢の利用者が訪れ、休館を惜しむとともにさまざまな思いを胸に最後の入浴を楽しんだ。最終日は営業開始の午前10時から午後7時の閉館までに平日の2倍以上という455人が利用した。
延岡市大貫町から来た女性(83)は「オープン時から、機会あるごとに何度も利用した。とにかくもったいない。眺めも良かったし、食事もおいしく癒やされた。健康のために山登りなどに挑戦しているが、ここを利用し『また頑張ろう』という気持ちになった。いつもゆっくり1時間近くは入っていた。すばらしい所、日向市を大いにPRしてくれたのでは。再開したら、またぜひ利用したい」と残念がった。
施設開館時から勤務する同市富高の東玲子さん(61)は「ここ数日は利用者が多かった。長年勤めているので愛着があり、休館は寂しい。顔なじみの常連さんもおり、『最後だから来ました』という宮崎市からの方に声を掛けてもらいうれしかったし、ありがたかった」と感謝した。
同日午後8時、指定管理者の第三セクター「日向サンパーク」社長を務める十屋幸平市長と同副社長の黒木秀樹副市長が、最後の営業を無事済ませて集まった約30人の従業員らを前に、長年の労をねぎらうとともに、一人一人に記念品を手渡した。
あいさつに立った十屋市長は「社長、副社長、市としても力及ばず今回の休館に至ったことに対し、皆さんに心からおわび申し上げたい」と黒木副市長とともに頭を下げ陳謝。さらに「これまで長きにわたり、皆さんが心血を注いで温泉館のために努力いただいたことを重々認識している。民設民営にするということで数社から相談を受けている。いろんな話があると思う。しっかりと話し合い、できるだけ再開できるよう頑張っていきたい。断腸の思いでこの決断をさせていただいた」と述べた。