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創立15周年県内初の私立小(2)−延岡学園尚学館小学校

本紙掲載日:2020-10-05
8面

入学前に大切なことは―遊び、読み聞かせ、お手伝い

◆堀田校長に聞く(上)

 延岡市大峡町の延岡学園尚学館小学校(佐々木雅彦理事長、堀田由美子校長、126人)は県内唯一の私立小学校として今月4日、15周年を迎える。同校がどんな方針で取り組んでいるのか、学校生活の中で大切なこと、どんな授業内容なのかなど堀田校長に聞いた。これから入学してくる子どもたち、保護者の皆さんに紹介する。

――公・私立関係なく、小学校入学までに家庭ではどんなことをさせておくべきですか。

 まずは「たくさん遊ばせてください」と言いたいです。小さいうちから戸外で思いっきり跳んだりはねたり走り回ったりしながら体を動かすことは、体幹を鍛えるという意味でも大切です。また子どもたちは広い場所や遊ぶ道具がなくても、なんとか工夫して遊びます。この工夫しようとする姿勢も大事です。

 そして大人が入らず子ども同士で遊ぶことも大切ですね。遊びの中で、意見のくい違いや物の奪い合いが起こり、けんかになることもあるかもしれませんが、そんな時は、大人がすぐに仲裁に入るのではなく、子ども同士の解決の仕方や様子を見守ることも大切です。「遊び」の中には子どもたちを心身ともに成長させる要素がたくさん詰まっていると思います。

――他にはどんなことがありますか。

 二つ目は、家庭での本の「読み聞かせ」です。小学校に上がる前からすでに字が読める子もいると思いますが、文字が読めても文章や内容をとらえるまでは、お父さんお母さんの声色で読み聞かせをしてほしいですね。忙しいときは5分間でも10分間でもいいですし、長編ものでしたら2、3ページずつでもいいと思います。子どもは、本を「聞き」ながら、場面や登場人物の気持ちを想像したり、内容をふくらませたりして読書の醍醐味を味わっていきます。「読み聞かせ」は、文字がすらすら読める小学生になっても続けてほしいですね。

 そして三つ目に、「お手伝い」をさせてください。できるだけ早いうちから子どもを家族の一員として役割を持たせ、家庭生活を送ることが大事です。手伝いの内容は、年齢や家族構成によって違うと思いますが、話し合ってできることから無理のないように続けさせること。子どもは、自分の役割を果たすことで家族の一員としての責任感や達成感を味わいます。また、周りの大人は「あなたが○○をやってくれて助かるよ。ありがとう」という声かけを心がけてほしいですね。「ありがとう」という言葉は言っても言われても気持ちがいいものです。

――これらの三つのことを入学前にやっておくことは、小学校に入学してから大いに役に立つということですね。

 そうですね。子どもたちは、遊びながら人数を数えたり物を分けたりしながら、数や量の概念をつかんでいきます。また、自然の中での遊びは、生き物や植物などの生態に触れたり四季を感じたり、安全な場所と危険な場所の違いを体得したりします。遊びながら負けたり失敗したりして悔しい思いをする経験も、集団生活を送る上ではとても大切です。

 「読みきかせ」の中では、正しい日本語を丁寧に読む習慣をつけておけば、子どもは読書が好きになり、たくさんの言葉を体得していきます。言葉の力は、学力の基礎になります。国語力はもちろん、算数の力も言葉を理解する力があるかどうかで決まります。特に文章問題なんかがそうですね。

 また、家でお手伝いを普通にやっている子は、体を動かすことや人のために働くことが当たり前になっていますので、学校でも掃除や係活動を進んでやれます。陰日なたなく人のために進んで行動できる子が、学校では級友に好かれ信頼されていますね。

――尚学館小学校ではどんな児童像をめざしていますか。

 まずは「自分で考え、判断し、ねばり強くやりぬく子」です。自分で問題点を見つけ、あれこれ試行錯誤しながら、失敗したり間違ったりしながら進んでいく子になってほしいです。

 次に「時と場に応じた気持ちの良いあいさつや返事ができる子」です。決められた時や場所ではできるのですが、それ以外の場面ではなかなかできないのが現状ですので、声かけを続けているところです。


登校時間に合わせて行われるあいさつ運動

昼休みに運動場でサッカーを楽しむ児童
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