夕刊デイリー新聞社は、本紙に掲載された写真の提供サービス(有料)をしています。
スポーツで活躍した場面の写真、ステージでの発表会、さまざまな行事で新聞に掲載された写真をご家族の記念に保存されてはいかがですか?
写真は本紙記者がデジタルカメラで撮影したもので、新聞紙上では白黒でも提供写真はカラープリントです。
写真のサイズと料金は次の通りです。
▽L サイズ 1枚 300円
▽LL サイズ 1枚 500円
▽A4 サイズ 1枚 1,200円
(A4サイズはラミネート加工もできます。ラミネート加工は500円追加) |
L サイズ
(8.9×12.7センチ) |
1枚 300円 |
LL サイズ
(12.7×17.8センチ) |
1枚 500円 |
A4 サイズ
(21×29.8センチ) |
1枚 1,200円
(ラミネート加工は300円追加) |
|
提供できない写真もありますので、まず、本社にお電話をください。
掲載日などをお聞きし写真を確認した上で準備します。
受け渡しは、本社または支社、支局に来社していただくことになります。
写真によっては提供サイズが限られる場合があります。
また、事件、事故、災害、選挙、肖像権に関係する写真や本社に版権のない写真は提供できませんのでご了承ください。
写真は個人的利用に限ります。
印刷物などに用いることはできません。
写真提供サービス開始とともに、これまでの貸し出しサービスは終了します。
お問い合わせ、お申し込みは
本社(電話番号 0982-34・5000、平日は午前9時−午後5時、土曜は午前9時−午後3時)へお願いします。
|
2005年10月4日設立
◆思いさまざま−後援会、教職員、卒業生、在校生
延岡学園尚学館小学校(佐々木雅彦理事長、堀田由美子校長、126人)は県内唯一の私立小学校として今月4日、創立15周年を迎える。教職員や後援会初代元会長、児童、卒業生に同校の歴史や学校生活を振り返ってもらった。
◇子どもの個性を把握−きめ細かな指導に感謝
森龍彦(尚学館小学校後援会初代元会長)
尚学館小学校15周年おめでとうございます。
学校設立から15年がたち、あの時の新入生ももう21歳になりました。1期生として入学した私の娘も、小学校から尚学館中学校、高等部と進んで、現在東京で大学生活を送っています。
県内初の私立の小学校がこの延岡にできるらしい、入学試験はどんなことをするのだろうか、何人くらい集まるのだろうか…。幼稚園年長児の親として疑問や不安がいっぱいでしたが、それ以上に、「初めての私立小学校」というものに対する興味や期待もありました。
娘が入学し、高等部を卒業するまでの尚学館での12年間を振り返って思うことは、先生方が子どもたち一人ひとりの個性を把握し、優しさの中に厳しさを持ってその子に合ったきめ細かな指導をしてくださったことへの感謝です。さらに、娘が、上級生にかわいがってもらったり下級生に愛情を注いだりしながら、情感豊かな人に育ってくれたことに対する頼もしさも感じています。
そして、開校4年目に、「尚学館小学校後援会」が発足して、せんえつながら私が初代後援会会長を務めさせていただきました。そのころはまだ会員の人数が少なかったので、役員の方たちに交じって運動会やロードレース後のうどん会などの行事を会員の方たちに加勢していただいたことをありがたく思っています。
尚学館小学校が15年目を迎え、児童数も120余名に増えたということを聞き、在校生や卒業生はもちろんですが、私たち保護者にとっても、ますます成長していく尚学館小学校の存在を誇りに思います。これからも、子どもたちや私たち保護者の心のよりどころとなる小学校であり先生方でいてくださることを心より願っております。
◇「日記」と百ます計算−基礎学習で着実に力
花岡志樹(6年生担任)
尚学館小学校では、毎日の宿題の一つに「日記」があります。1年生から6年生までの6年間、毎日書きます。
低学年では、正しい平仮名を覚え、文字を丁寧に書き、「てにをは」を正しく使えるように指導します。中学年では主語・述語の関係を意識させ、高学年では自分の気持ちをより詳しく表現できるようにしていきます。
日記を毎日書いていると、書き終わらせることだけが目的になっている子も出てきます。書くスピードが上がると文字が乱雑にもなります。そこで、担任は毎日、個別に赤ペンでチェックをします。文字を丁寧に書くことを中心に指導し、時には教師が課題を与えます。課題は、「必ず慣用句を一つ使いましょう。」や「気になるニュースについて書きましょう。」などさまざまです。課題を与えている以上、先生がチェックを怠けるわけにはいきません。正直に言って、毎日チェックをするのは大変ですが、毎日子どもたちの日記を読んでいるうちに、一人ひとりが「何を感じ」、「どう考え」ているのか見えてきます。日記に対してのコメントで児童とのコミュニケーションも毎日積み重なっていくのです。
紙をまっ黒に汚しながら、震える文字を力いっぱい大きく書いてくる1年生。すっきりと丁寧な文字で上手に感情表現をしてくる6年生。そんな成長を見せる児童を尚学館小学校では、全ての教師が全員で育てあげているという実感があります。
また、算数では毎時間、授業の始めに「百ます計算」を行います。その後、単位換算や暗算の一問一答をします。長さはもちろん面積や体積、容積などの単位換算はどの学年になっても大切です。むしろ学年が進むほど忘れやすいものもあり、定期的な復習が非常に効果的です。
尚学館小学校ができて15年間ずっと貫いてきた「日記」や「百ます計算」などの基礎学習は、子どもたちが着実な力を付けるために欠かせないことだと思っています。
◇子どもが主役の運動会−運営し味わう自主性と達成感
黒木重史(3年生担任)
尚学館小学校は設立当初、1年生1クラスから始まり、毎年1学年ずつ増えていきました。児童数も少なく小学校単独での運動会は実施できなかったため、開校して4年間は中高生の体育祭の一部に徒競走などの競技を入れてもらって参加していました。中高生の迫力ある体育祭を見るのも楽しいものですが、やはり尚学館小学校単独での運動会を実施することを子どもたちも職員も楽しみにしていました。
運動会を実施する目的は一つではありませんが、尚学館小学校では、できるだけ子どもたちだけで運動会を運営して自主性と達成感を味わわせるということも大きな狙いの一つです。上学年の児童はもちろんですが下学年もリーダーや役員になることがあり、児童テントの中にはほとんど子どもたちがいないこともよくあるほど、一人ひとりの活動場面が多いです。
また、プログラムには保護者参加の競技もあり延岡伝統のばんば踊りや綱引き、玉入れなどに参加していただいています。特に綱引き競技では、児童全員対保護者で綱を引き合い、盛り上がる競技の一つとなっています。
このように尚学館小学校の運動会は、子どもたちが主役となり各競技や役割にみんなが一生懸命取り組む、年に一度の大切な行事となっています。