よりよい地域社会へ－今後も活動、飛躍誓う

本紙掲載日：2020-10-10

3面

令和２年度第４７回夕刊デイリー明るい社会賞

◆受賞者喜びの声

　新型コロナウイルス感染予防のため、例年よりも規模を縮小しての開催となった表彰式。賞状と記念品を受け取った受賞者は壇上で顔をほころばせ、それぞれ喜びを語った。最年長の土田聡さん（８５）は「受賞は夢にも思っていなかった」。最年少の高藤誠さん（５７）は「（自身にではなく）市民の皆さんを代表していただいたもの」。のべおか彩の会の髙橋忠彦会長は「多くの人に明るいまちづくりに協力してもらえれば」。財光寺商店会の夏井秀二会長は「地域に愛される団体でいられるよう活動を続けたい」。いずれもコロナ禍の早期収束を願いながら、受賞を新たな契機として今後の活動のさらなる充実と飛躍を誓い、「よりよい地域社会づくり」へと思いを寄せていた。

◇黒木功さん（７９）＝延岡市富美山町＝
「地域の草刈りやごみの収集を一生懸命しています。高齢者クラブとして年寄りの一人住まいや体の不自由な人を訪れて時々庭の手入れも行っています。今回、いろいろな方にご意見、ご協力を頂きまして受賞することができました」

◇濱田憲司さん（７８）＝延岡市長浜町＝
「これまでさまざまな活動をさせてもらっていますが、決して私一人でできることではなかったと思っています。物事は損得で考えないという心情で今後も続けていければいいと思っています」

◇土田聡さん（８５）＝延岡市伊達町＝
「地域に根ざした賞をいただけるなんて夢にも思っていなかったので驚き、感激しました。地域を代表していただいたと感謝しています。年齢も年齢なので、今後は家庭の方にも力を尽くせればと思います」

◇渡部昂一さん（７８）＝延岡市伊達町＝
「小学校に上がる子に顔を覚えてもらおう、あいさつをしてもらおうという意気込みで、登校日の朝、子どもたちにあいさつしています。今後も体の続く限り活動していきたいと思います」

◇高藤誠さん（５７）＝延岡市別府町＝
「受賞に際し、市民の皆さんを代表してここに立たせていただいていると感じています。先輩方に負けないよう息が止まるまでやれという激励だとも思います。これからも明るい社会、延岡市の発展のために頑張っていきたいです」

◇児玉剛誠さん（７７）＝延岡市北川町＝
（自身が住む俵野地区などの名の由来を説明し）「北川は山紫水明の地。そんなところが本当に好きです。明るい社会賞に選ばれて、やっぱり人は見ててくれているのだなあと思っています」

◇岩切寛躬さん（８２）＝延岡市下伊形町＝
「皆さんへの感謝の思いを形にしようと思って始めた活動でした。賞をもらえるようなことはしていませんが、歴史ある賞をありがたく受けさせてもらいました。受賞をきっかけに、自分ができることを続けていければと思っています」

◇新名敏文さん（７０）＝日向市東郷町＝
「一番感謝したいのが私の家族、特に家内だと思っています。自由奔放に活動に参加させていただき、この賞をいただきました。本当にうれしく思います。今後は、賞に恥じないように、ゆっくりと地域のために活動ができたらと思います」

◇岡田善信さん（７２）＝日向市迎洋園＝
「今までいろんな役職に携わってきましたが、うそをつかないこと、苦手な人を作らないこと、明るく楽しく元気よくやっていこうということを肝に銘じてやってきました。気負わずにこれからも生きていきたいと思います」

◇のべおか彩の会（髙橋忠彦会長、２６人）＝延岡市＝
「８年しかたっていませんが、『延岡を明るい明かりで明るいまちに』と活動を続けてきました。今年はまだ本格的な活動はできていませんが、多くの人に来ていただき、延岡の明るいまちづくりに協力いただければと思います。よろしくお願いします」

◇財光寺商店会（夏井秀二会長、５４人）＝日向市＝
「コロナ禍にあって、地域コミュニティーの維持は大変重要だと思っています。地域に愛され、コミュニティーに必要とされる団体でいられるよう感染拡大防止を徹底しながら、元気で住みやすく安全で暮らしやすい町にするため活動を続けていきたいです」

◆活動評価され喜び
　
　受賞者のうち、中武守さんと平野泉さんは都合で欠席。改めて受賞の感想を聞いた。

◇中武守さん（６８）＝延岡市若葉町＝
「なにかを受賞するために動いてきたわけではないですが、こうしてこれまでの活動内容を評価してもらえたことはとても喜びを感じています。今後も健康な限り、地域貢献活動を継続していきたいと思います」

◇平野泉さん（８０）＝日向市東郷町＝
「受賞は本当にうれしいです。推薦いただいた皆さん、支えていただいた皆さんに感謝しています。今年傘寿（８０歳）を迎えましたが、元気なうちは福瀬グラウンドゴルフの会員と一緒にプレーを楽しみたいと考えています」