Ｅｎｊｏｙ！家トレ（３）ｔａｒｚａｎ協力

太もも鍛え、体の動きスムーズに

　前回までは上半身のストレッチでしたが、今回から下半身のストレッチになります。

　下半身の中でも、太ももの筋肉は体中で最も大きく、「歩く」「走る」など膝を曲げ伸ばす動作に関わっています。

　太ももを鍛えることは、スムーズに体を動かすことにつながります。また、代謝機能の向上、腰痛や認知症の予防、転倒の防止などの効果も期待されます。

　今回紹介するのは「膝の曲げ伸ばし運動」と「太ももの筋力アップ運動」です。正しい姿勢を意識しながら挑戦してみてください。

（フィットネスクラブ「ターザン」・塚元秀樹）

◇運動時の注意点
・反動をつけずにゆっくりと動かしましょう。
・呼吸を止めないように気を付けましょう。
・必ず安定性の高い椅子をお使いください。


※膝の曲げ伸ばし運動

膝の真下に足首が来るように、椅子に深く腰掛けます。足首を９０度に曲げたまま、息を吸いながら膝から下をゆっくりと上げ、伸びきったところで息を吐きながら同じぐらいの速さで下ろします。この動作を１回として、片足５〜１０回ずつの２〜３セットが目安です。回数は体力に応じて調整します。


※内ももの筋力アップ運動

曲げ伸ばし運動と同じく、椅子に深く腰掛けて背筋を伸ばし、筒状に畳んだタオル（軟らかいボールでも可）を太ももで挟みます。息を吐きながら、タオルをつぶすようにして力を入れます。１回につき５秒、５〜１０回が目安です。正しい姿勢を保ち、内ももを意識して繰り返します。