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感染予防しながら楽しむ

本紙掲載日:2020-11-09
6面

エンクロスでハロウィンジャック

 延岡市駅前複合施設エンクロスは、ハロウィーンの10月31日、幸町の同館で「ハロウィンジャック2020」を開いた。秋晴れの下、仮装した親子連れや高校生らでにぎわった。

 開館以降毎年行っている。コロナ禍の今年は「感染予防をしながらできるイベントを」と、3密回避や検温、消毒を徹底して開催した。

 にぎわい創出などを目的に活動する市民グループ「延岡わくわくマーケット」が協力。飲食ブースの他、キャンドルやビーズアクセサリーなどが作れる体験コーナー、バルーンアート、フェースペイントをしてもらえるコーナーもあり、子どもを中心に次から次に客が訪れていた。

 また、エンクロスが企画した「館内ミッションツアー」には、同グループがこの日のために作った巨大なガイコツが登場。恐る恐る近づく子どもたちのかわいらしい姿も見られた。

 延岡商業高校の課題研究で地域活性化をテーマに取り組む商業科3年の「ギブ・ハピネス班」が企画した三つのイベントも好評。かわいらしい装飾を施したフォトスポットは、親子連れら多くの人が利用した。

 「ハロウィーンらしく奇抜な格好を楽しんでほしい」と企画したメークコーナーは、感染予防のため、参加者自身に化粧してもらう形で実施。顔の形を描いた紙に、色を乗せながらメークの方法を教えるなど工夫が見られた。

 また、「高校生が演奏できる場を」と企画した無観客ライブには4組が出演し、収録。演奏の様子は、YouTubeの「エンクロスチャンネル」から見ることができる。

 「ギブ・ハピネス班」の一員で無観客ライブの企画に携わった佐保瑛さんは「思っていた以上に人が来てくれた。企画のターゲットにしていた高校生も多く来てくれてうれしい。人が来ることで盛り上がりを感じた。動画編集の方法など、知らなかったことも知ることができ、今後に生かすことができそう」と声を弾ませた。

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