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ありがとうカレンダー

本紙掲載日:2020-11-13
1面
参加した小中高校生
消しゴムはんこを作る参加者

医療従事者に感謝を込めて

◆小中高校生が作製

 医療従事者に感謝の気持ちを伝える「ありがとうカレンダー」の作製が7日、延岡市東本小路の市民協働まちづくりセンターであった。市内の小中高校生や保護者ら約30人が参加。彫刻刀を使ってカレンダーの図柄の原版になる消しゴムはんこ作りに励んだ。

 カレンダー作りは、宮崎県北の地域医療を守る会(廣瀬武男会長)が開催。出来上がったカレンダーは、日ごろお世話になっている医療従事者に感謝の気持ちを伝え、医療現場で少しでも仕事の励みにしてもらおうと、市内の医療機関などに贈っている。

 参加者はデザイン帳などを参考に、1月は初日の出と富士山、3月はひな飾り、5月はこいのぼり、10月は十五夜の満月、12月はクリスマスツリーなど、それぞれ担当する月を象徴する図柄を彫刻刀を使って消しゴムに彫り込んでいた。

 2月を担当し、梅の花や節分の鬼と福の神、豆などの消しゴムはんこを作った土本玲菜さん(10)=旭小学校5年=は、「初めて参加した。鬼の目と福の神の唇の部分を彫刻刀で彫るところが難しかったが、うまくできてよかった」と話していた。

 同会は今後、消しゴムはんこのデザインを使って完成させた原版からカレンダー300部を作製し、県立延岡病院の医師をはじめ、市内の医療機関や関係大学への贈呈を予定している。

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