クアの道で健康ウオーク

看護専門学校生・須美江コースで汗

　クアオルト健康ウオーキングの「クアの道」に認定された延岡市の須美江コース（同市須美江町）で９日、同ウオーキングの健康学習会が開かれた。延岡看護専門学校医療高等課程の学生ら約４０人が、山あいや海辺など起伏のある全長２・５３キロのコースを歩き、さわやかな汗を流した。

　クアオルトはドイツ語で「健康保養地」。「クアの道」は健康の道として、ドイツの健康保養地で実施されている気候性地形療法コースの基準を踏襲し、日本の自然環境や気候に合わせ、路面の傾斜や変化、安全対策などを備えた同ウオーキングの専用コースをいう。

　延岡市は、健康長寿の取り組みで太陽生命クアオルト健康ウオーキングアワード２０１７の優秀賞を受賞。日本クアオルト研究所の寄付で、須美江コースと金堂ケ池（西階町、１・７９キロ）の２コースが「クアの道」として認定・整備され、市は市民の健康増進などに活用している。

　スタート地点のビーチの森すみえに集合した学生らは、実践指導者のアドバイスに従い、心地よい日差しと風を感じながら自然豊かなコースをウオーキング。脈拍を計って自身に合った運動負荷を確認したり、見晴らしのよい地点で「ヤッホー」と叫んで気分をスッキリさせたりしながら笑顔でゴールしていた。

　参加した竹市瑛里加さん（１９）は「体力はないと思いながらペースが速いグループに入ったが、意外についていけた。自分の体力が確認できた。こうしたコースがあることを初めて知ったが景色が良く、風も涼しくてとても気持ちよかった」と話していた。