宮崎市でさらに１９人

新型コロナ広がる感染

　宮崎市は２７日、同市内で入所者１１人（４６２、４６３、４６５〜４７３例）の集団感染が判明した高齢者施設を含め、新たに１９人（県４５８〜４７６例）が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同市での感染確認は１１日連続で、今月１５日以降の感染者は９６人になった。県内で同市以外の新規感染者はいなかった。県内の累計感染者は４７６人。

　同市健康管理部は「ＧｏＴｏトラベル」の影響を示唆しながら、「県外からの来訪者との接触により、感染者が増えている。マスクや飲食時の注意を徹底してほしい」とした。

　同市は２６日発表の感染者の行動歴や新規感染者の接触歴などについて説明。２６日発表分では、感染経路不明としていた４５７例目の６０代男性は２０、２２日に東京都からの来訪者と会食、来訪者は後に都で感染が確認されていたことが分かった。

　また、４５１例目の１０代女性は２４日に学校に登校しており、必要に応じて、学校関係者も検査を行っていくという。

　新規感染者のうち、４５８例目の６０代男性と、４６１例目の６０代女性は、医療機関を受診し陽性が判明。この２人は感染経路が分かっていない。

　４７５例目の６０代女性と４７６例目の５０代男性は夫婦で神奈川県の感染者と接触歴があった。４５９例目の５０代男性も大分県の感染者と接触歴があり、保健所に検査依頼があり、感染が分かった。

　４６０例目の６０代男性は、４５３例目の７０代女性の夫。４６４例目の９０代男性は、４４８例目の７０代男性と車に同乗していた。４７４例目の６０代女性は４５７例目の６０代男性の妻という。

　県によると、２６日の行政検査は１２６件（うち宮崎市１１７件）で、陽性は１９人。２６日現在、入院が２２人で２人が重症。自宅療養１３人、宿泊療養４０人。１８人が入院・療養調整中という。（３面に関連記事）