３１３人が申請−日向市が２回目を開催

マイナンバーカード出張申請

　マイナンバーカードの普及促進を図るため、日向市は取得を希望する市民を対象に２９日、同市江良町のマルイチ江良店に出張申請窓口を開設し、市職員が申請をサポートするサービスを行った。

　同市の出張窓口は、県北を中心に県内８店舗のスーパーマーケットを展開するマルイチ（本社日向市江良町、高木大社長）の協力で今月１５日に初めて同財光寺店で実施。２９５人が申請したという。

　この日は午前９時の開店直後から買い物に来店した市民が、正面玄関前に特設された申請窓口を訪れ、申請と写真撮影を順番に受けていた。

　同市民課によると、今回は前回より１８人多い３１３人が申請。また、すでに同カードを取得している市民を対象に、キャッシュレス決済サービスを使って買い物をすれば、最大５０００円分のポイントが還元される国のマイナポイント事業の申請手続きのサポートも実施。８人が利用したという。

　母親と一緒に申請した同市浜町の会社員石田竜幸さんは「平日は仕事があり、なかなか市役所へ行けないので、休みの日に出張窓口をやってもらってありがたい。手続きも５分程度でできた」と話した。

　同市の１２月の出張申請窓口は６日が同大王店、１３日は同財光寺店で計画。１５日はイオン日向店の協力で初めて同店でも行う。時間はいずれも午前９時から午後５時まで。

　免許証や健康保険証、年金手帳など本人確認できるものを持参し、明記する申請書に記入、その場で撮影する写真を添付してもらうだけ。

　申請書は担当職員が預かり、交付通知書は約１カ月で自宅に届く。電話で予約後、同通知書と身分を証明するものを市民課に持参し、暗証番号などを設定した後に同カードを取得できる。いずれも初回は無料。問い合わせは市民課（電話日向６６・１０１８）の市民窓口係へ。