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1日、消毒ポイント設置−鳥インフル

本紙掲載日:2020-12-01
3面
消毒ポイントで作業する県職員(1日午前10時前、同市東郷町坪谷の牧水生家前)

移動制限区域の境界付近

◆日向市と美郷町に各3カ所

 日向市東郷町の養鶏場を中心とした半径10キロ圏の移動制限区域境界付近では、消毒ポイントが設置された。同圏内の同市と美郷町に各3カ所あり、各ポイントでは東臼杵農林振興局や延岡土木事務所などの職員が消毒作業に追われていた。

 このうち、発生農場付近から約10キロ地点にある東郷町坪谷の国道446号沿いには、待機場所となるテントや消毒液が入った千リットル用のタンク、動力噴霧器などを設置。けさの午前4時すぎには、延岡市の事務所から職員3人が配置された。

 職員は、白い防護服を身に着け、消毒ポイントに訪れた、同農場に向かう車や農場から出てきた車の足回りに消毒液をかけていた。

 男性職員によると、午前4時すぎから約6時間で延べ20台以上の車を消毒したという。不眠での作業だが「私たちはできることをやるだけ。早く終息してほしい」と話した。

 消毒ポイントにいた日向市の建設業の男性(68)によると、昨夜午後8時ごろに現地入り。同11時ごろから埋却する穴掘りなどを行い、1日午前4時ごろに殺処分が始まった。男性は、重機に乗り、殺処分された鶏の運搬作業に当たったという。

 「入り口に30羽ほど死んでいる鶏がいた。ほかは元気そうだったけど、あれが殺処分されるのは残酷というか、かわいそう。原因は野鳥だろうか。分からないから怖い。とにかく早く終わってほしい」と話した。

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