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学びを生かしてボランティア

本紙掲載日:2020-12-05
7面
作業を行う日向工業高テクノボランティアの生徒たち

日向工高電気科−支援学校のコンセントを改修

 県立日向工業高校(倉岡正校長)=日向市平岩=の電気科3年生は11月12日、同市塩見の県立日向ひまわり支援学校(種子田保校長)を訪れ、職員室のコンセントを改修した。

 両校は例年、生徒会が中心となって高校生同士の「交流および共同学習」を行うが、今年度は新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされていた。

 日向工高では、各学科の3年生が、授業の一環としてグループで課題研究に取り組んでいる。電気科の「テクノボランティア」グループが、「授業で学ぶ知識や技術を生かして支援学校の児童生徒のために貢献したい」と、「課題研究における技術交流」を提案した。

 メンバーは壹岐光希さん、池田碧斗さん、河野大夢さん、河野翼さん、酒井颯さんの5人。6月にも美術室や体育館、小学部脱衣所のコンセント修繕を行った。今回は支援学校からの要望を踏まえ、職員室のコンセントの配線改修に臨んだ。

 篠原敏幸教諭の指導を受けながら、約2時間かけて、床から数センチ飛び出していたコンセントボックスを埋め込み型に交換。また、既設のモールを剥がし、シリコンスプレーで油膜を取り、スクレイパーで床面をきれいにして再度LANケーブルなどを敷設、モールで保護するなどの作業に汗を流した。

 同支援学校は「以前増設したコンセントボックスが床から飛び出しており、つまずいて転倒しそうになることがしばしばあった。危険な思いをしていたのでありがたい」と感謝した。

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