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映画「二宮金次郎」に学ぶ

本紙掲載日:2020-12-09
3面
映画「二宮金次郎」の上映会
全ての来場者に検温や手指消毒などを実施

実行委、コロナ対策徹底し上映会−延岡

 映画「二宮金次郎」の上映会が4〜6日、延岡市本小路のカルチャープラザのべおかで開かれた。3日間で延べ約260人が来場し、二宮金次郎の生涯を映像化した本格時代劇を楽しんだ。主催は延岡上映会実行委員会(新川菜生実行委員長)。

 同会は、映画「二宮金次郎」を中高生に無料で鑑賞してもらい、その生き方や考え方などを今後の人生に生かしてもらおうと発足した。上映会は、企業や団体などに理解を深めてもらおうと実施。当初は2月に開催予定だった。

 上映は、場内の3密回避などを目的に計8回行い、入り口では検温や手指消毒を実施するなど新型コロナ感染拡大防止策を徹底した。映画は、二宮金次郎が貧しさと戦う幼少時代から、多くの困難に立ち向かいながら荒廃した村を復興するまでの姿を描いた。

 監督の五十嵐匠さんからメッセージも寄せられ「コロナ禍で国民の心がすさんでいくのを感じる。こんな時期だからこそ、二宮金次郎の深い心を感じて元気になってほしい」と紹介。新川実行委員長は「無事に開催できたことに感謝したい。上映を待ちわびた声を多数いただき、喜んでもらえた。活動への思いを新たにする機会になりました」と話した。

 同会によると、来春以降も上映会を計画しており、2月のチケットは今後も利用できるので保管してほしいと呼び掛けている。

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