看護の日で県知事表彰－６人の功績をたたえる

本紙掲載日：2020-12-10

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「看護の日」の知事表彰を受けた（右から）門田さん、米田さん、久保野さん、知事、尾﨑さん、中須さん、佐藤さん＝９日、県庁

県北５人－助産師３８年、看護師３０年以上

　「看護の日」を記念した県知事表彰式が９日、県庁であり、河野知事が県北５人を含む県内６人の看護師らに表彰状、記念品を手渡した。本来は５月１２日に開催予定だったが、新型コロナ禍により半年以上、遅れての式典。知事はコロナ禍で業務に当たる医療従事者へのサポートを約束した。

　フローレンス・ナイチンゲールの誕生日に由来する「看護の日」。県は保健師、助産師、看護師、准看護師として、１５年以上従事、功績が顕著である人を表彰している。今年が３０回目で受賞者総数は１９２人になった。

　表彰を受けたのは－、延岡市・大重産婦人科医院の助産師、尾﨑アヤノさん（６８）＝通算勤務年数３８年１０月▽宮崎市・ホームホスピス宮崎の看護師、久保野イツ子さん（７６）＝同３１年６月▽延岡市・谷村病院の看護師、中須聡美さん（５８）＝同３５年▽同市・米田脳神経外科の看護師、米田真由美さん（５７）＝同３４年５月▽日向市・千代田病院の看護師、佐藤厚子さん（５６）＝２３年４月▽延岡市・延岡看護専門学校の看護師・看護教員・副校長の門田広美さん（５３）＝３１年１月─。

　それぞれ、各分野で地域医療、後進の育成、被災地支援などに貢献している。

　河野知事は「コロナ禍により、厳しく、難しい状況にあるのでは。それぞれの分野で尽力される皆さんをサポートし、健康な宮崎県づくりを進めたい」とあいさつした。

　表彰式後、助産師で２万人を取り上げたという尾﨑さんは「一人の力ではなく、職場の方々のおかげ。立ち会い分娩（ぶんべん）の中止などコロナの影響は多いが、子育てを楽しんでもらえるようサポートしていきたい」。千代田病院の佐藤さんは「高齢者の多い地域で、感染拡大はさせられない。手指消毒やマスクなど徹底することの大切さをさらに呼び掛けてほしい」と知事にも要望していた。