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県−コロナで4月採用を前倒し

本紙掲載日:2020-12-10
3面
服務の宣誓を行う溝邊さん(10日、県庁5号館)

6人に辞令交付−溝邊さん(延岡出身)が宣誓

 県は10日、来年4月採用予定だった新規採用者6人を前倒しして、採用した。同日、辞令交付があり、河野知事は「コロナの影響の中、早くから県政を担ってほしいという打診に応えてくれた。若く、新しい力への期待は大きい」とあいさつした。

 県人事課によると、前倒し採用は、口蹄(こうてい)疫などの影響で獣医師を採用した14年以来。今回は新型コロナの対策など県政の課題に対応するため、人員の確保が目的という。

 来春の採用予定者は170〜180人。8月までに合格が決まった新卒者以外の人に繰り上げ採用を打診。Uターンの社会人経験者など25〜35歳の6人が応じた。

 一般行政4人、農業1人、保健師1人で、うち4人はコロナ対応で人員が不足している福祉保健部に配属される。

 服務の宣誓を行ったのは、延岡市出身の保健師、溝邊はづきさん(28)=延岡高─宮崎大。民間施設で保健師や看護師として働き県職員に転職、10日から中央保健所に配属される。

 交付式後に「地元の保健師として、地域に貢献したいと思い受験した。世界的に先が見えない中、微力だが全力で少しでも現場の力になれれば」と話していた。

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