宮崎キャビアで調味料

開発に２年、シリーズ３商品を発売−ジャパンキャビア

　「宮崎キャビア１９８３」を製造・販売するジャパンキャビア（宮崎市、坂元基雄社長）は１１日、同商品を原料とする「熟成キャビア醤油（しょうゆ）」「ＣＡＶＩＡＲＳＡＬＴ（キャビア塩）」「熟成生胡椒（こしょう）」の調味料シリーズを発売した。

　「熟成キャビア醤油」は国産原料と無添加にこだわった熟成醤油を厳選し、宮崎キャビアとともに６カ月以上長期熟成して、芳醇（ほうじゅん）なうま味を凝縮。魚介類との相性が抜群で、しっかりと残ったキャビアの粒が見た目でもぜいたくに料理を引き立てるという。

　「ＣＡＶＩＡＲＳＡＬＴ」は宮崎キャビアの粉末とシチリア産の岩塩を調合。刺し身や天ぷら、ジャガイモや卵料理など、もともとキャビアに合う食材と相性がいいという。酸化しやすいため、１回使い切りの２グラム包装で１袋入りにした。

　「熟成生胡椒」は一粒一粒丁寧に手摘みした県内産の生胡椒を、宮崎キャビアとともに塩蔵し、オリーブオイル漬け。口の中でプチッとはじけるキャビア、生胡椒の刺激は特に肉料理に合うという。

　発売開始を前に坂元社長が１０日、県庁で商品発表し、「熟成キャビア醤油のお薦めの食べ方は黄身だけの卵かけご飯で、生胡椒をプラスすると格別です」などとＰＲ。調味料シリーズは２年間かけて開発したといい、「ジャパンキャビアの新たな柱にしたい。キャビアは高級品なのでまずは調味料で味を知ってもらえれば」と期待を込めた。

　熟成キャビア醤油は３０グラム入り１９８０円、ＣＡＶＩＡＲＳＡＬＴは２０グラム入り１６８０円、熟成生胡椒は３６グラム入り２９８０円（いずれも税込み）。いずれも当面は、インターネット通販サイトだけで販売する。