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台風14号被害から15年

本紙掲載日:2020-12-14
3面
延岡市役所で開かれた「台風被害から15年を経て」展
災害活動などで活躍する自衛隊車両の展示もあった
防災講話では女性の視点を避難所運営に取り入れる大切さなどが紹介された

延岡市・九保大企画展

◆鉄橋流出など未曽有の被害−記憶にとどめ防災減災を考える

 延岡市などに大きな被害を与えた2005年の台風14号を教訓に、災害の記憶の継承と防災減災を考える「台風被害から15年を経て」展が13日、同市役所であった。企画展や防災講話、防災関連用品の展示などがあり、多くの市民が災害を振り返り、防災意識を高めていた。

 甚大な被害をもたらした同台風の災害から今年で15年を迎えることを受け、当時の災害を記憶にとどめ語り継ぐとともに、改めて災害に対する備えについて考え、防災減災につなげてもらおうと、九州保健福祉大学と延岡市が共催で開いた。

 同台風では強い雨が長時間続くなどした影響で五ケ瀬川などが氾濫。延岡市の河川沿いの松山町や古川町、祇園町など広い範囲で浸水被害を受けた。また、旧北方町役場が水につかったほか、高千穂線の鉄橋が橋脚を残して流出するなど未曽有の被害が出た。

 企画展会場では台風の勢力や被害写真や浸水図面、最前線で災害対策に当たった市職員や建設業関係者の証言記録などのパネルから災害を紹介。非常持ち出し品などの展示による災害の備えや、ペットを連れた避難への対応の必要性を考える展示などもあった。

 また、市役所講堂で開かれた「女性と防災」をテーマにした防災講話では、東日本大震災時の避難所運営などで浮き彫りになった女性に関する課題として、授乳や着替えをする場所がない、生理用品や子どもの離乳食がない、暴力やわいせつ行為のなどの問題点などを紹介。

 また、国が定めるガイドラインから、女性は防災・復興の主体的な担い手であり、男女の人権を尊重した安全・安心の確保や女性への配慮などの大切さを強調した上で、避難訓練などで女性を含めいろんな人の視点を訓練に取り入れ、みんなにやさしい避難所運営の仕組みの構築を呼び掛けた。

 受講者からは避難所運営について、「女性の力の必要性を強く感じる。女性の着替え、子どもの世話スペースを考える必要がある」「プライベートが守られる広さの確保、安心して眠れるスペース・設備の確保が必要」などの意見が出ていた。

 受講したNPO法人県防災士ネットワーク延岡支部副支部長の河野奈美子さんは「避難所での女性に関する問題、声なき声への対策について、市が動き出したことは非常に良いこと。学んだことを地域や職場で話をしていきたい」と話していた。

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