「こどもカフェ」に寄付

健全育成に役立てて−日向ひまわりＬＣ

　日向ひまわりライオンズクラブ（赫〈てらし〉国洋会長）は７日、日向市富高の子ども食堂「こどもカフェ」（堀千鶴代表）に１０万円を寄付した。

　同クラブは毎年、ドッジボール大会を開催するなど、地域貢献活動として青少年の健全育成に取り組んでいる。しかし今年は、新型コロナウイルスの影響で恒例の大会を中止としたため、「子どもたちのために役立ててほしい」と寄付金を贈ることにしたという。

　贈呈式は同カフェであり、赫会長と江藤貴樹前会長が訪問。堀代表に寄付金を贈った赫会長らは「お金だけでなく、今後もＬＣとして人的支援も含め、何かお役に立てないか考えていきたい。コロナの情勢を見ながら、来年のドッジボール大会は実施の方向で計画している」と話した。

　堀代表は「コロナ禍で運営も含め大変だが、寄付はありがたい。子どもたちのために有効に使わせていただきたい」とお礼。１９日午前１１時から予定している恒例のクリスマス会について、「カフェ内でなく外でせざるを得ない」と話した。

　堀代表は２０１７年３月、同所にカフェ「ＫａｋｕｒｅｃａｆｅＮＩＣＯ（カクレカフェ・ニコ）」をオープン。翌月からは毎月第３土曜日に「こどもカフェ」を開設した。

　１９年１月には、子どもの貧困と食品ロスの問題解決に向けＮＰＯ法人「フードバンク日向（堀アトム代表）」を設立。地元の企業や生産農家などから善意で寄付された野菜や肉などの食材を使用し、生活困窮家庭などに提供するフードバンクの活動にも取り組んでいる。