初滑り楽しむ−日本最南端、五ケ瀬スキー場

２５日オープン−来年３月７日まで

　五ケ瀬町鞍岡にある日本最南端のスキー場、五ケ瀬ハイランドスキー場が２５日オープンした。さっそく、県内外のスキーヤー、スノーボーダーが訪れて初滑りを楽しんだ。

　同スキー場によると、オープン初日の最低気温はマイナス５度。同１０時からオープニングセレモニーがあり、スキー場を運営する第三セクター「五ケ瀬ハイランド」社長の原田俊平町長、甲斐政國議長らがテープカットをしてオープンを祝った。

　スキー場は１１月２６日からゲレンデの下地となる雪造りをスタート。当分の間は、初・中級者向けの「パラダイスコース」（延長千メートル、平均斜度１３度）の半分に当たる５００メートルの滑走ができる。

　また、雪造りを継続しながら残る５００メートルの開放を目指す。さらに天然雪に恵まれれば、上級者向けコース（延長６５０メートル、平均斜度２５度）の開放も予定しているという。

　今シーズンはコロナ禍での営業。スキーヤーはネックウオーマーで口を隠しながら滑り、レストランではマスクを着用するなどコロナを意識しながらも初滑りを楽しんでいた。

　同スキー場は複数カ所での検温や消毒液の設置を行い、レストランの席数を減らすなど新型コロナウイルス感染症対策を徹底。来場者には手指消毒やマスク着用など感染対策への協力を呼び掛けている。

　来年３月７日まで無休で営業。期間中の営業時間は午前８時から午後４時３０分。

　問い合わせは、同スキー場（電話五ケ瀬８３・２１４４）。音声によるゲレンデ情報（電話五ケ瀬８３・２１４１）。