優しい光景切り取る

ドイツクリスマスマーケット・フォトコンテスト入賞作品−延岡

◆最優秀賞は山元順子さん

　延岡市国際交流推進室は、昨年１２月２０日にサンロード栄町で開かれた「ドイツクリスマスマーケットｉｎ延岡２０２０」（実行委主催）に合わせて行った「フォトコンテスト」の結果を発表した。市内に住む山元順子さんの作品が最優秀賞に選ばれた。

　同コンテストの実施は初めて。同商店街でイルミネーションが始まった昨年１２月１日からマーケット当日を挟み、今年１月３日までの間に同所で撮影した写真を、インスタグラムに投稿してもらう形で募集。２５人から６３作品の応募があった。

　審査は、同商店街の関係者らが行い、最優秀賞１点、優秀賞２点を選出。また、イベント当日に工作コーナーを企画した延岡星雲高校の生徒たちも、高校生の目線で「星雲賞」を選んだ。

　最優秀賞に選ばれた山元さんの作品は、マーケット当日、ペットボトルキャンドルで形作ったハートの中にいる子どもたちを撮影したもの。「ゴールド色のイルミネーションが、笑顔の子どもたちを優しく包み込んでいるように切り取った」という。

　中心となって同イベントを企画した同市国際交流員のブブリス・カリナさんは「すごくすてきな写真がいっぱいあった。写真の中で子どもたちの笑顔がたくさん見られたのも良かった」。また、インスタグラムへの投稿を見てイルミネーションを見に行った人もいるそうで「うれしかった。存在を知ってもらうという意味でもコンテストをやって良かった」と話した。

　入賞した４作品は、８日から２２日まで延岡市役所１階の市民スペースで開かれる作品展「外国人が見た宮崎」と一緒に展示する予定。また、入賞者以外の写真も、インスタグラムで「＃延岡ドイツクリスマス」と検索すれば見ることができる。

【最優秀賞】山元順子さん
【優秀賞】川崎凌助さん
【優秀賞】阿部紫織さん
【星雲賞】多田綾子さん