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無病息災、水行で願う−本東寺

本紙掲載日:2021-02-02
3面
勢いよく水をかぶる5人の修法師(2日午前、延岡市松山町の本東寺)

星祭り大祈祷会−延岡

 節分の2日、延岡市松山町の本東寺(吉田海心住職)で「星祭り大祈祷(きとう)会」が行われ、水行や祈祷で参拝者の無病息災、開運招福を祈った。今年は新型コロナウイルス感染防止のため、恒例の豆まきや接待は中止した。

 日差しのぬくもりを感じる穏やかな冬空の下、午前10時から本堂前の境内で水行が始まった。檀(だん)信徒がうちわ太鼓を鳴らし「南無妙法蓮華経」を唱える中、吉田静正副住職ら修法師5人が登場。ふんどし姿で「水行肝文(かんもん)」の経を唱えながら、たるの中の水をおけですくい、勢いよく頭からかぶった。

 「水行の水がかかると難が逃れる」と言い伝えられており、周囲で見守った参拝者は手を合わせて水しぶきを浴び、同じく水を浴びた御幣を求めていた。

 本堂では海心住職と修法師が家内安全や商売繁盛などを祈祷。毎月2日に行われている盛運祈願会と併せ、新型コロナウイルス感染の一日も早い終息を祈った。

 また、3日の立春を前に、境内の慧日梅(えにちばい)の白い花が一斉に開き、ほぼ満開となって参拝者を出迎えた。

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