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2021新春インタビュー(19)−中野賀津也旭有機材社長

本紙掲載日:2021-02-03
1面

グローバルニッチトップ100選に選出

◆持続可能な社会づくりに貢献へ

――昨年を振り返ってどのような年だったでしょうか。

 2020年は5Gやデータセンター等での半導体需要が堅調に推移し、製造装置や製造工場への設備投資は旺盛でした。そのため、製造装置向けダイマトリックス製品やエンジニアリング部門は着実に需要を取り込み、売り上げを伸ばしました。しかし、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響は大きく、弊社も今期は減収減益となる見通しです。

 そのような厳しい事業環境ではありましたが、当社グループがお客さまのモノづくりを支える「なくてはならない存在」であることを再認識できた年でもありました。

 例えば、国内においては延岡で製造しているASAHIAVバルブが経済産業省主催の2020年度版「グローバルニッチトップ企業100選」に選出されました。世界50カ国以上に対して製品を供給するネットワークを構築し、信頼されるトップブランドとしての地位を評価いただきました。

 中国では、新型コロナウイルス感染症感染拡大を受け、昨年1月に多くの企業が事業活動を停止し、春節明け(2月中旬)の事業再開も遅れる企業が多い中、鋳物用樹脂や電子材料用樹脂の製造子会社である「旭有機材樹脂(南通)有限公司」は、国内外の多くのお客さまのニーズを受け、速やかに生産を再開し、樹脂供給を継続しました。

 また米国では、管材製品の製造・販売会社である「アサヒ/アメリカ,Inc.」は「EssentialBusiness(人々の生活に必須のビジネス)」としてマサチューセッツ州より認定され、ロックダウン下で稼働を続けました。

――2021年度からの新中期経営計画の内容、今後の80周年、90周年、100周年に向けたビジョンを教えてください。

 現在、旭有機材グループが大切にしてきた価値観やどのような存在価値をお客さまから認められてきたかを再度振り返り、新企業理念を策定中です。

 新中期経営計画では、昨今SDGsやESGで求められる企業が果たすべき社会的責任について、当社事業がいかに社会課題の解決に貢献できるかを深く議論しております。新企業理念の下、事業活動を通じて持続可能な社会づくりに貢献し、社会から必要とされる企業づくりを目指してまいります。

――延岡革新(NK)プロジェクトの進捗(しんちょく)と管材革新や世界市場拡大の手応えはどうでしたか。

 延岡革新プロジェクトでは、延岡製造所を樹脂バルブのマザー工場と位置づけ、競争力ある製造拠点として再構築を図っています。

 昨年は、省エネ性能の高い最新鋭のハイブリッド式大型射出成形機導入などの延岡製造所第四工場の増設により、樹脂製大口径バルブ・継手の生産能力は1・5倍になるとともに、より安定した生産が可能となりました。

 今後はデジタル技術の導入によりバルブのサプライチェーン化を図り、大幅なリードタイムの短縮を図ることなどを推進してまいります。

 世界市場拡大については、現中期経営計画初年度の2015年度と昨年度を比較すると、国内売上高は約40%増加したため、海外売上高比率は上がっていないように見えますが、海外売上高は約30%増加し、着実に成長しております。事業拠点についても、三つの海外子会社と一つの事務所を新設しております。

 地域で見ると、米国では「アサヒ/アメリカ,Inc.」が順調に成長してきています。2018年には配管材料のエンジニアリング事業の事業譲渡を受け、北米・中南米市場のお客さまへの迅速・的確なサービスを提供すべく鋭意活動を進めてまいります。

 中国は旺盛な液晶・半導体向けの営業活動が軌道に乗り、成長してきました。これからは、化学プラント向けの市場開拓を進めてまいります。

 今後、一層経営資源を投入するとともに、現地パートナー企業との関係強化により市場拡大を図ってまいります。

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