８日から公共施設開館−延岡市など

サーフスポット駐車場も−日向市

　県独自で発令している「緊急事態宣言」が、８日から来月７日まで「感染拡大緊急警報」に移行されることを受け、延岡市、日向市などは休館としていた公共施設を８日から開館する。５日にそれぞれ発表した。


■延岡市

　延岡市によると、公共施設のうち屋内公共施設の利用については、原則として市民のみの利用に限定する考え方での開館になるため、市外からの期間中の利用と予約については、できるだけ控えるよう理解を求めた。

　イベントに関しては、市主催のイベントは開催するが、来月７日までは原則として市民のみの参加とする。市以外の主催によるイベントなどについては、市の考え方を参考に開催するよう協力を呼び掛けている。

　また、県は、緊急事態宣言の終了後も高い警戒レベルを維持する必要があるとして、感染拡大防止対策を継続し、県民に引き続き一定の行動要請を求めていく。

　これを受けて、延岡市は、「市内の新規感染者数は減少傾向にあるが、医療状況はひっ迫している」として、市民に公共施設のカラオケ・飲食、運動施設や部活動中の更衣室などでのマスクなしの会話は控えるよう注意を喚起。

　併せて、「会食は４人以下、２時間以内」、会食などを制限したイベントの開催、県外との往来の原則自粛、発熱などの症状がある場合は事前に医療機関に電話をして早めに受診することなどを呼び掛けている。


■日向市

　日向市は、市立図書館や市中央公民館などの公共施設を８日から感染防止対策を講じた上で開館する。同様に、１月２２日から閉鎖していたサーフスポットのお倉ケ浜、伊勢ケ浜の両海水浴場のビーチハウスと駐車場の閉鎖も解除する。

　再開されるのは、駅前施設（交流広場、高架下、ステージ）、市体育センター、市武道館、お倉ケ浜総合公園、大王谷運動公園、若山牧水記念文学館、各小中学校の体育館や運動場など。

　緊急事態宣言の期間中、やすらぎ館と日向ひとものづくりセンター、市しごと創生拠点は条件付きで開館していたほか、道の駅日向物産館、道の駅とうごう物産館、まちの駅とみたか物産館、馬ケ背茶屋は通常通り開館していた。


◆門川町の公共施設も−心の杜などは９日から

　門川町は休館としていた公共施設のうち、１０施設を８日から開館する。町福祉健康交流研修センター「かどがわ温泉心の杜（もり）」、中央公民館、図書館は月曜日が休館のため、９日から開館する。

　８日から開館する施設は次の通り。

総合文化会館、勤労者総合福祉センター「クリエイティブセンター」、海浜総合公園、勤労者体育センター、武道館、宮ケ原教育集会所、歴史民俗資料館、子育て人づくりセンター、西門川総合活性化センター、五十鈴農産加工センター


◆美郷町の施設も再開

　美郷町は閉館していた町内公共施設を８日から開館する。これに伴い、石峠レイクランド美々川温泉（西郷）、南郷温泉山霧（南郷）も８日から営業を再開する。