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本のお医者さん(1)延岡市立図書館・伊藤いつ子さん

本紙掲載日:2021-02-06
7面

「生まれ変わって」願いを込めて修理

 延岡市立図書館の事務所の片隅に、破損本の積まれた机がある。それを手に取り、黙々と作業に励む女性がいる。会計年度任用職員の伊藤いつ子さん(71)だ。

 伊藤さんは、修理専門の職員。状態によっては1日かかる時もあるが、針や竹串などさまざまな道具を巧みに操り、週3回の勤務で月平均25冊を直す。修理歴は今年で6年目になる。

 細かな作業が必要で、指先にはいつものりが付く。だから「どうしても指は荒れる」。それでも「生まれ変わって」と願いを込め、市民の財産を一冊一冊守っている。

 欠かせない道具の一つが、本を挟むクリップ。その中に「お医者さん」のラベルが貼られたものがある。「私専用に職員が作ってくれたんです」と照れくさそうに笑う。

 2019年度に〃治療〃したのは946冊。「ボロボロになるのは、幅広い世代に読み継がれる本や人気本の宿命。でも、落書きされたりぬれたりする本もある。大切に扱ってほしいですね」

           ○          ○

 20年4〜12月に修理が必要になった延岡市立図書館の本は、850冊に上る。その多くをよみがえらせる〃本のお医者さん〃の技や思いに迫る。

(土曜日掲載)

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