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2021年新春インタビュー(22)−谷平興二延岡観光協会代表理事

本紙掲載日:2021-02-08
1面

延岡は天皇家にまつわる地

◆高千穂−日向、神話観光の大動脈完成

――第8回花物語の中止は残念でした。

 まさに苦渋の決断でした。第1回から7年。順調に歩を進めてきたイベントです。

 国土交通省や市、県、自衛隊はじめ各団体、企業さまざまな方々のご協力の下で堤防の公園化、千人規模での草刈りや駐車場整備などが行われ、総力戦と言っていいほど大規模な市民運動となっていました。

 延岡市民が地元の観光の底力を感じ、「大化けするかもしれない」という期待を持ってもらえたことが、過去7回の花物語を後押ししていたと思います。特に1年365日、桜や菜の花、季節の花々の手入れをしてくださっているコノハナロード市民応援隊の皆さんには心より感謝申し上げます。

 昨年の第7回は、ギリギリのタイミングで開催することができましたが、その後の2週間は神仏に祈る思いでした。結果的に花物語に関連した感染者は出なかったものの、人生で最も追い込まれた時期でしたね。

 それでも中心街で行われる「延岡の花と食」の一大イベントなので、今年も何とか開催をと考えていましたが、感染拡大第3波の影響は大きく、実行委員全員で中止の判断を下しました。

――改めて2020年を振り返ると。

 昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で日本中、悪い意味で歴史的な一年でした。ただ延岡の観光を考えると、代表就任から9年かかりましたが「食」「歴史文化」「アウトドア」「アスリートタウン」「産業遺産」「神話」という6本の大きな柱(商品)ができたことは、観光元年と言えるほどの成果でしょう。

 延岡は一日中楽しんで宿泊ができるいわゆる「横綱観光地」として、どこにもひけをとらない一流の商品満載の町ですが、〃大看板〃がない状態でした。鹿児島で言えば桜島や西郷隆盛、熊本で言えば阿蘇山や熊本城と誰でもすぐに口にするものがありませんでした。

 全国でもここだけというものが延岡にはないと多くの市民が思っていましたが、実は「延岡は天皇家のふるさとである」ということを、昨年2月に日向神話研究会が発刊した「日向神話の本舞台」が見事に証明してくれました。同書は、延岡が天皇家の祖であるニニギノミコトと西郷さんが時空を超えて出会った地であることにも触れています。多くの日本人が大好きな天皇家と西郷さんの物語です。

 私が9年間、最も嫌いで最もたくさん聞いた言葉が「延岡には何もない」でした。この言葉と別れる時が来たと思っています。延岡は「天皇家のふるさと」「ニニギノミコトと西郷さんが時空を超えて出会った地」。これ以上の大看板はないでしょう。昨年は、愛宕山公園を「笠沙(かささ)の御碕(みさき)公園」に改称する陳情を行い、市議会で採択されています。

――今後の観光振興策や協会の在り方は。

 延岡が天皇家にまつわる地として、天孫降臨の高千穂、神武天皇お船出の日向とつながることで県北神話観光の大動脈が完成しました。あとは観光客に来てもらうだけです。現在、協会48人の理事や職員が13のプロジェクトチームを構成して観光商品を作っており、このうち「神話」チームは県北と熊本の神社33社を回る「御朱印めぐりツアー」を具体化しつつあります。

 延岡は食事がおいしく、地ビール・地酒・焼酎の三蔵があり、中心街から30分で超一流のアウトドア体験ができます。旭化成は現役のオリンピック選手を擁し、世界一の製品も目白押し。日本一のお大師さんや薪能、1300年の歴史を持つ今山八幡宮と見どころ満載です。市民の皆さんにも観光振興にぜひご参加いただきたいですね。「私たちの延岡は天皇家のふるさと」ですよ。


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