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10日、本えびす祭−コロナ退散、商売繁盛祈願

本紙掲載日:2021-02-10
1面
拍子木とかしわ手で家内安全や商売繁盛などを願った

拍子木、掛け声景気良く−今山恵比寿神社

 九州三大えびすの一つである「のべおか十日えびす」が10日から、今山恵比須神社(伊藤俊郁宮司)で始まった。11日まで。家内安全、景気回復などを願う縁起物を買い求める参拝者が次々と訪れた。

 本えびす祭の10日は、年に1度、えびす本像をご開帳する十日えびす大祭開式神事が営まれ、伊藤宮司らが新型コロナウイルスの早期終息や商売繁盛を祈願した。焼納祭火入れ式では、各家庭から持ち込まれた古福ざさや古神札などが焼納され、無病息災を祈った。

 社務所では、縁起のいい飾りが付いた福ざさや招福俵、福かき熊手などを販売。購入者の名前や企業名を威勢の良い掛け声で読み上げ、景気良く打ち鳴らす拍子木やかしわ手の快音が会場に響いていた。

 11日の明けえびす祭は午前10時から開式神事が営まれる。コロナ感染拡大防止のため福餅まきや「七笑いエビス福わらい大会」などの行事を中止にした。午後8時に閉式神事がある。臨時駐車場は岡富小学校グラウンド(午前9時から午後8時30分まで)。まちなか循環バスも午前9時台から午後4時台まで臨時運行する。

 また、福ざさや招福俵などの縁起物は12〜14日午前10時から午後3時の間も販売する。

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